☆・・・非常に申し訳ないが、あまりにものご都合主義の展開に驚いた。
有川浩の『植物図鑑』に対しても同様のことを思ったが、その童貞版か?!
これでは、かつての携帯小説のようではないか。
「本屋大賞」や「ダ・ヴィンチBOOK OF THE YEAR 」にも選ばれたっちゅうのが信じられなかった。
調べると、ネット小説だった。
映画は、わりと堅実に格調さえもたせて進んでいく。
が、「ご都合主義」と思ってしまったあと、二重三重に「ご都合主義」が続く。
シラケずに済んだのは、もう、ヒロインの山内桜良(浜辺美波)がこれでもかと可愛かったからだ。
よくもまあ、こんな娘を、どこぞから連れてきたものだ(これまでも結構活躍していたみたいだが)。
凄まじい清潔感と、屈託ない明るさ、だが、その笑みは哀しさを内包する含み笑い・・・。
それと、物語の流れはアレだが、幾つものシーンで、いいセリフやキーワードが飛び出す(いっぱいあるので記さない)。
この効果は大きい。
それで、この作品は、多くの読者に支持されたのだろう。
・・・えっ、おれ? もちろん泣いたよ・・・^^;
(2017/07/29)