☆・・・う~、期待していましたが、シャマランのややもったりした演出(乖離性人格障害の丁寧な背景説明・主人公ケイシーの幼少期の細かく繰り返される回想)が物語を間延びさせていました。
主人公の娘は、インド系のシャマランによるキャスティングだろうから、アメリカ人でありながら、ちょいとアメリカ人ぽくない、日本人から見ると愛着の持てる容姿である。
似てないんだけど、例えるならば、小松菜奈っぽいかな。
23人格の人物を演じるマカヴォイは新境地と言いたいところですが、明快な演技上の斬新さは見いだせなかった。
最終的に、人格は身体の機能も変えることを言っているのだから、23人格の変化においても多少のヴィジュアル変更があってもいいのになと思った。
ただ、この物語、同じくシャマラン監督の『アンブレイカブル』と世界観を同じくしている。
「アヴェンジャーズ」や「ジャスティス・リーグ」よろしく、シャマラン監督は、どうやら、この『スプリット』で誕生したヴィラン(悪)と『アンブレイカブル』で誕生したヒーロー(正義)を、後々、対決させるつもりのようです^^
それはそれで楽しみだ!
(2017/05/12)