☆・・・なかなか面白く、のうのうとした、人間の、白々とした悪意をよく描けていた。
未解決の一家惨殺事件を調べる雑誌記者が関係者を調べるうちに明かされていく、被害家族の本当の姿。
それが、雑誌記者の出会う一人一人から語られていくオムニバス風と思いきや、途中から話が内向きになり、ちょっと残念。
だけども、役者の演技は、その演出・撮影ライティングと合いまり、非常にリアル。
なんとなく、小説『藪の中(≒映画「羅生門」)』、ミッキー・ローク主演の『エンゼル・ハート』を思い出した。
(2017/01/18)