☆・・・テレビシリーズの再編集版の映画の前編を観に行った。
この作品、『進撃の巨人』がなかったら誕生しなかっただろう作品だ。
『進撃の巨人』アニメスタッフが、その和風世界版を目指した雰囲気だ。
蒸気機関の特に発達した明治維新前後のような世界は、「カバネ」と呼ばれるゾンビに侵されていた。
人々は、町に壁を築き、各地に点在する限定されたコロニーで生活していた。
その街々を重装甲蒸気機関車が行き交っている。
主人公は、かつて、家族をカバネに蹂躙されていて、「駆逐してやる!」の思いがある^^;
主人公が町を追われ乗り込んだのが重装甲蒸気機関車「甲鉄城」であった。
かくして、いつしか仲間となるものたちと、逃亡と反攻の旅がはじまった・・・。
二番煎じなのかと言うと、その誹りは超越したクオリティだ。
キャラデザインを美樹本晴彦が担当しており、私は、35年前の『マクロス』の頃から、この人の絵柄は好みではなく、そもそも、35年前に活躍していた人のデザインが今に通用するのかと思いきや、アニメーターの力もあるのだろうが、女性キャラなど、一枚絵のイラストのように総じて新しく美麗だった。
この作品だったか、キャラクターにメイクを施す担当がいて話題になったのは。
だが、主人公がダサい。
35年前当時の『マクロス』のマックスと言うデカ丸色メガネのキャラにも思ったのだが、なんか70年代なんだよなぁ^^
フィンガー5かってーの^^;
映画館を出た後、現実との落差を感じ、それは、この作品の世界ががっつりと構築されていたことを知り、ああ、こんな気持ちを味わえる作品は稀だなぁと思うのだった・・・。
後編もすぐに公開なので観に行くと思う^^v
(2017/01/06)