☆・・・私はどうも、音楽やカメラを趣味にしている人にはいい感情を持ってないのだが(具体的理由は書かない)、この作品、悪くなかった^^
活気のあるオーケストラでの活躍を希望していた教師が、楽団の名前を間違えて、町の老人の寄り合いオーケストラに入団してしまったことに始まる、老楽団盛況への物語。
物語は平板に始まり、先行作(『マエストロ!』や『響け! ユーフォニアム』などなど枚挙にいとまがない。『スウィング・ガール』なども入れていいかな)に比べ、最後の最後までさりげなく終わる。
だが、その淡々としたストーリー展開と、クセのなさが、こちらの気持ちを徐々に引き上げてくれる。
急激にうまくなるのではなく、描写は省略されているが、ちゃんと練習の結果であるとこもいい。
幾つもの、声を出して笑えるシーン(「世の中 一瞬あとには何が起こるかわからない」チーン! や、最後の一葉ネタなど)や、いいなと思えるシーン(若いカップルのせりふを配した再会シーン)などを経て、
あくまでも、町レベルでのサクセスストーリーとして終わるのがいい。
杏は端正な顔がコメディには不利っぽいようでいて、頑張っていた^^
(2016/11/15)