『高慢と偏見とゾンビ』 予告編
☆・・・よく出来ています。
19世紀初頭に書かれたジェーン・オースティンの小説の、状況を借りただけの作品と思っていたら、ちゃんと、ヒロイン・リズの、相手への憧れと誤解の矛盾、プライドの高過ぎるダーシーの誠実と…、『高慢と偏見』のテーマ性を最後の最後までゾンビ物と融合させていました。
女性の幸せは結婚、と言う当時の常識の中で、主人公ら5人姉妹は乙女のたしなみの一つに「ゾンビ抹殺道」を含んでいたッ!
その5人が、パーティー会場に現われたゾンビたちに、ヒロイン・リズを中心に進んでいくさまはたまらない格好良さ!
私は「マトリックス」のようなCGアクションが嫌いなのだが、この作品のアクションは、いわゆる、よく訓練された人間の等身大の動きを醸しているので非常に好感がもてる。
それだけでなく、世界観を含め、作品全体が端正に作られていていい。
惜しむらくは、ゾンビに意志があって罠を張ったりするのが、従来のゾンビ観と違って、ちょっと違和感がある。
また、丸顔で可愛かった「眉太シンデレラ」のリリー・ジェームズが、凛々しい美人に変わってしまったのも驚きだった^^;
(30分後に追記!)・・・おっと、私、間違えていた!!
リリー・ジェームズとリリー・コリンズをッ!!!!!^^;;;
「眉太」は「白雪姫」のリリー・コリンズであった!!^^;;;
(2016/10/10)