☆・・・前作は、私、バンコクで英語かタイ語で見た。
故に、物語の詳細まで分からなかった。
ドリーが変な性格であることはなんとなくわかり、そして、物語の最後で、ドリーが今までの思い出を遡及するときに、初めてドリーの健忘症が理解できて、大笑いした。
が!
今作、最初は戸惑った。
ドリーの健忘症は、「忘れっぽい」と笑っておさめてられないほど深刻で、かつての回想の中の両親と暮らしているベビードリーはメチャ可愛いけど、その健忘の度合いの激しさが、両親の困惑と相成って、なんとも「障害を持つ子の両親の苦悩」を思わせ、私、なんか、もの凄い衝撃を受けた。
更に、そのドリー、健忘症そのままに、両親とはぐれてしまうのだ。
親を探して、いつしか、その親を探すという目的も忘れ、ドリーは海をさまよい、そして、それまでにあった苦難さえも忘れ、大人になり、ニモを探すマーリンと知り合い、前作へとつながるのだった。
まあ、作り手は、障害なんかよりも、その人が評価され得るのは、その善意なんだよ、と語っていく。
で、更に、物語は、もっと奇矯なジェラルドやベッキーなども出て来て、なんと、八代亜紀も出てくるし、アクションも豊富で賑やかで楽しく進んでいく^^
(2016/07/18)