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Channel: 『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭
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[黒縁メガネのおばちゃん:後編・T屋編『青春の14年間を捧げて・・・』の巻ッ!!]

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☆・・・そんな折、ストリちゃんとランチを食べに行くことになった。

 私は大の焼き肉好きである。
 が、話をすると、大体の女の子は、薄い肉よりも厚い肉のほうが好きなようである。
 脂たっぷりのカルビなんかよりも、美容のためであることが大きいのか、赤身のステーキを好むようだ。
 それを最初に言ってきたのはザッキーで、試しにヨーガさんにも聞いたら、遠慮がちにフィレ肉が好きだと言った。
 いやいや、ヨーガさん、これからあなたと俺の交際は、先ずはお互いを包み隠さずに言い合うことから始まるのであるからして、遠慮は無用であるぞよ^^
 なお、ヨーガさんは健康志向なので、近日、「玄米ご飯と日本酒 ごとう」に行く予定。
 おお、ザッキーとも「ごとう」にはいく予定だ^^
 蝦夷鹿を喰らうのだ。

 ・・・さて、ストリちゃんにも聞くと、ストリちゃんも厚い肉のほうが好きなのだそうだ。
 私など、カルビ党だが、自分の好みと女性の好みが一致しないことに一抹の寂しさを感じつつ、ならば、今回は、分厚いポークソテーのある焼き肉屋「T屋」に行くのだった。
 さて、食事をしていると、その「T屋」の、新しいホールの女性に、なんか見覚えがあった・・・。
 私 「俺、あの女の人、なんかどこかで知っている・・・」
 ストリ 「私も・・・^^」
 だが、この時は、それ以上、思い出さなかった・・・。

 しかし、それから数日後、ふと、昼間の仕事中、フォークリフトを運転しながら、「はうあッ!! あの女の人は!!」と思いだすのだった。

   

 それから一週間後、普段はそんな短いタームでは行かないのだが、弟の希望で「T屋」に行く。
 小6の甥っ子も一緒だ。
 私は、その新しいホールの女性に聞くのだった。
「もしかして、サイゼリアで働いていましたよね?」
「はい^^」
「やっぱり^^」
「あそこでは14年間、働いていたんですよ」
「青春をサイゼリアに捧げたのですね^^ じゃあ、抜けちゃって、あっちは大変なんじゃないですか?」
「ええ、そうみたいです」
「僕のことは知っていますよね」
「はい^^」
「僕は、仕事を終え、あそこで飲んだくれるのが、ホント、癒しのひと時なんですよ」
「そうですか。今、うちのマスターに、お客さんのお仕事を聞きました^^」
「僕がイタリアンをやっていると聞いて驚いたことでしょう^^;」
「はい、『はうあ!』となりました(このセリフは嘘^^;)」

   

「僕、店で寝てしまい、『ラストオーダーの時間ですが?』と聞かれて目覚めたこともあったんですよ^^;」
「ええ」
 ・・・てな会話をして、私は、その人がサイゼリアの黒縁メガネのおばちゃんと知ってスッキリしたのでした。

 で、しばらくしてから、甥っ子が私に耳打ちしてきた。
「あの、女の人、サイゼリアの人だよね・・・?」
「・・・、・・・お、お前、今、横での会話を聞いていなかったのかよ・・・?^^;」

 ・・・しかし、これにて、サイゼリアのほうにも、私の正体がバレてしまい、これから行きにくくなるなぁ・・・^^;
 でも、地球が回る限り、行くんだけどね!!^^v

   

                         (2016/02/18)


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