☆・・・青春物だと思ったら、物語中途のどんでん返しで不条理劇へと変貌する。
ネタバレは避けたほうがいいと思うので詳しくは語らないが、物語の構造は重々分かれども、なんちゅうか、主人公「たち」への共感や、どんでん返しの衝撃が身に染みてこない。
まあ、クライマックスで、主人公が「お前の考えていることがわからない!」と言うと、もう一人が「それでいい!」と答えるので、それでいいんだろうけど。
どんでん返し物としたら『イニシエーションラブ』ぐらい下世話ならもっと面白かったんだろうけど、行定勲監督、生真面目に作り過ぎているなぁ(^_^;)
私のお気に入りの小林涼子が出演していたのが嬉しかった!
(2016/01/10)