☆・・・忙しくて短い年頭言になりますが、すいません。
先日、まだ発売されていない週刊少年ジャンプの新年号での連載マンガ『暗殺教室』での、殺せんせーの、おそらく最後になるだろう講義について書いた。
『・・・君たちはこの先の人生で・・・ 強大な社会の流れに邪魔をされて 望んだ結果が出せないことが必ずあります。その時 社会に対して原因を求めてはいけません。社会を否定してはいけません。それは率直に言って時間の無駄です。そういう時は 「世の中そんなもんだ」……と、悔しい気持ちをなんとかやり過ごしてください。やり過ごした後で考えるのです。社会の激流が自分を翻弄するのなら… その中で自分はどうやって泳いでいくべきかを。やり方は学んだはずです。このE組で この暗殺教室で・・・』
また、うろ覚えですいませんが、年末のドラマ『赤めだか』で、ビートたけしが扮する立川談志が弟子にこんなことを言っていた(あくまでもドラマ、実際の談志と同じかはわからん^^;)。
「社会や世界に不平不満ばかり垂れているバカが多いが、目の前の現実こそが正しいんだ。自分が変わらなくちゃならねーんだ。世話になっている立場でつべこべ言うな!(実際はもっと長いセリフ)」
私は、この二つのサンプルから、二つのことを学んだ。
(1)・・・目の前で繰り広げられている世界の現状を、周囲他者に責任を求めるのではなく、自分に原因を求める謙虚さと傲慢さを併せ持つ必要性。
(2)・・・世の中には「真実」と言う手前勝手な正義があるが、それは唯一無二の「事実」の前には勝てない、と言うのが私の持論だったが、それ以上に、その「事実」を捻じ曲げてでも存在する「現実」があるということ。
世の中には、世界や社会、国家や体制、文化や伝統、政府や機構、会社や組織、果ては隣人や家族に対してと至るまで、他者に責任を求めるのが当然の権利と考えてばかりの人が多くいる。
私自身も含めて、自分をちゃんと顧みて、その後、外部に発信することが大事だろう。
(2016/01/03)