☆・・・「後編:エンド・オブ・ザ・ワールド」を観てきましたよ。
うんとハードルを低くして観ただけではなく、それなりにちゃんとまとめていたから楽しめた。
以前、「宇宙戦艦ヤマト」が実写される時、私は、「ヤマトのアニメ映画版のままに作ればうまくいく」と言ったものだ。
アニメの時間配分で描けば、多くのエピソードが盛り込めて、物語に深みが出て薄っぺらさはなくなると思ったのだ。
が、この実写版「進撃の巨人」は、物語こそオリジナルだが、アニメ的な構成で作っていた。...
それが、この前後篇の失敗だったのかも知れない。
つまり、私の考えも間違っていたようだ(*_*;)
また、この作品のもう一つの失敗として、作品を作るにあたっても各ブロックの統率が取れていないということもある。
各シーンでのリズムが一定でなく、デコボコの印象、特に、それは脚本における臭い使い古されたセリフの連発などでも分かる(例:「お前はお前の未来を生きろ」とか、各キャラごとに、いつもの町山智浩なら嫌悪するようなセリフが連発されている・・・)。
いちお、ハッピーエンドでよかったけど、なんか、終わり方が「メイズランナー」のようだった……。
(2015/09/21)