☆・・・実は、私は、この作品についてほとんど知らないのだが、最近、車で遠出するときに、車内のテレビで、午後にやっている「HERO」テレビ版の再放送を見ることになり、なかなか面白いので、映画も見たくなったのだ。
変わり種の検事が主役と言うのも興味深い。
私は、とあることで 東京都千代田区霞が関1丁目1番1号にある東京地検の検事さんと対峙したことがあるのだが、その方は、キムタクとは違ったイケメンで、『逆転検事』のように、話の節々に見得を切るのが面白かった^^(その話を聞きたい方は、お店に来てくださいな^^)
さて、『HERO』。
今回は、単なる交通事故だと思われた事件が、とある国の大使館の治外法権や、広域暴力団の違法薬物取引と絡んでいくという話。...
大使館内に捜査を及ぼすことは外交問題ともなり、だが、交通事故の真相を究明するには、キムタクはそこへ切り込んでいかなくてはならない。
飄々としたキムタク演じる検事は面白いけど、私、この芸風を真似している男を何人も知ってるぞ^^;
また、部下の北川景子みたいなメイクの女も近場で知ってるし、上司の「孤独のグルメ」みたいな雰囲気を目指しているおっさんも知っている。
ああ、あと、吉田羊振っている女性も知っている。
この作品、もしかして、真似したくなるようなキャラクターが多いのかもしれない。
だからヒットしているのか?
旧シリーズで、ラブコメを展開していた松たか子も登場し、蔵野孝洋(ホンコン)さんみたいな曲がった顔で頑張っていました^^;
作品内容だが、幾つか、偶然に頼っているのが気になった。
一つならば良いのだけど、それがいくつも重なると、ご都合主義となる。
「外をふらつく大使」「ちょうど催された大使館のパーティー」「その参加権をちょうど持っていた松たか子の恋人」「不法取引の場で撮影していたお天気お姉さん」などなど・・・。
ただ、これらは、私がうがった目で見ていたからかもしれない。
伏線がうまいので、ご都合主義とは思えない展開でもあった。
外交問題について、いくつもの示唆に富んだ脚本だったし、
「ペタンク」と言う日本ではマイナーなスポーツを通し、大使館員と友好を深める、その妙に「宇宙的な演出」なども良かった。
ノーマークの作品だったけど、見て正解でした!^^v
(2015/07/19)