☆・・・初、何が面白いかわからなかったシリーズだが、次第に方向性を掴んできたらしく、今や、現代アクションの、ハイレベルなものの代名詞となっている。
今回は、常に高さを意識させられるアクション満載の「スカイミッション」だ!
このシリーズ、車でどこまでできるかが裏テーマでもあるようで、今回は、車でスカイダイビング!
私は、あたかも車が擬人化させられている作品『カーズ』みたいのを思い出させられたよ^^;
高さとは、つまり、地面からの引力「重力」を意識させられることに他ならない。...
これは、宮崎アニメなどの魅力の一つでもある。
「ワイルドスピード」シリーズは、2作前の「大金庫強奪引っ張り大作戦」以来、アクションの動きの中での「創作的な重力」が、なかなかうまく描けている。
ただ、多くのアクションをふんだんに作中に詰め込み過ぎているので、爽快アクションに「余韻」がないんだよなぁ。
でも、今作は、撮影半ばで亡くなった、主役の一人ポール・ウォーカーの遺作でもあり、そのエンディングは、そこはかとない抒情が感じられるのだった。
(2015/04/23)