☆・・・今年のアカデミー賞主要4部門を取った作品ですな。
あんまし派手な作品ではないと分かっていたので、見るのはしばらくしてからでもいいかなと思っていたのだが、スケジュール的にちょうど良かったので観に行った。
これ、疑似ではあるが、ワンカット作品であった。
それだけで臨場感あるし、役者たちの演技も力が入っている。
BGMとして、ドラムが効果的に使われていて、見る者に、主人公の必死さを植えつけてくる。...
主人公は、かつてアメリカンヒーロー物のヒット作「バードマン」でトップスターになった男、20年が経ち、演技派への起死回生をはかってブロードウェイでの舞台劇に挑戦する、その姿を物語は追う。
それを、『バットマン』で国民的なヒーローになったマイケル・キートンが演じる。
主人公の苦悩が、開演初日に向かい、ジャズった感じで、丹念に描かれていく。
主人公に辛辣なエドワード・ノートンはうまいし、娘役のエマ・ストーンも、あんなに目が大きいのに、やさぐれていて良かった^^(アン・ハサウェイとどっちの目が大きいかね?)
文学的には面白いのだが、私は、やや途中で退屈な瞬間もあったかな。
でも、アカデミー賞の許容の幅がよくわかる良作でもある。
(2015/04/10)