☆・・・実は「ホビット」シリーズは、これまでいまいちの印象だったんだけど、この最終章は、面白かった。
てっきり竜との決戦がクライマックスと思っていたのだが、それはあっさりとプロローグで終わり、
それから、五つの種族が入り乱れる大決戦が延々と続く。
これが面白かった。
『ベイ・マックス』のヒーローとしての戦いは、それほど必要と感じなかったけど(心のドラマが良かった)、
こちら『ホビット 決戦のゆくえ』は、その戦いにグイグイと引き込まれ、バラエティ豊かな局面に飽きることがなかった。
そして、高まっていく、戦いの中での情感!
オークとゴブリン(←嘘)、その民族を超えた愛と、その結末の悲恋。
「こんなことなら、愛なんか知りたくなかった!」と叫ぶエルフの娘の慟哭に、あなたも泣け!!
(2014/12/22)