Quantcast
Channel: 『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭
Viewing all articles
Browse latest Browse all 3482

[三遊亭鬼丸師匠の「お茶のみ落語」に行く(一言寸評)]

$
0
0

☆・・・埼玉のプラザウエストの主催の二ヶ月に一度の「お茶のみ落語」に行く。

 公共機関の主催なので、木戸銭500円で四席も聴けて、落語会の名称通り、お茶も頂けるという破格の落語会である。

 前回に次回を予約したのだが、混み合うのが予想され「抽選になりますので、日が近づいたら連絡します」とのことだったのだが、私と母親の二枚は確保されたようだった。

 が、図々しい私は、小5の甥っ子も連れていくのだった^^;

 甥っ子は可愛いのだが、なかなか口も達者で理屈っぽい点がある。

 理屈っぽいのと落語は相容れないが、小5にとっては落語は十分に理屈っぽい点もあろうと思い、「行くか?」と聞くと、なんか興味があったらしく「うん」と答えたのだ。

 さて、会場にはギリギリで間に合い、なんと、席にキャンセルも出たので、甥っ子を入れる入れないでの問答もなく、すんなりと落語会におさまるのだった。

 この日の演目は、写真の通り。

   

 甥っ子にとって、天どん師匠の一番目「転失気」は、おならがキーワードでもあり、前座話として最高の「つかみはオッケー!」で、要領を得た甥っ子はすぐにゲラゲラ笑った。

 内容もさることながら、子供なので、「おなら」の一言が出ると、それだけで面白いらしい。

「あはっ、あはっ^^ 大人なのにおならだってさ! うひゃひゃ^^」って感じかな^^

 続いて鬼丸師匠の「船徳」

 これは、放蕩者のズッコケチャレンジ話で、甥っ子、笑い続ける。

 私は、この話を他の噺家で何回か聴いたが、いつも知っている鬼丸師匠だし、演出のアレンジが鬼丸イメージなので、初めて聴いた話のように笑った^^

 甥っ子が、「最後の意味(オチ)が分からないというので、「川の真ん中で立ち往生し、自分が船頭なのに、客に『船頭呼んできてくれ』と言うのが面白いんだよ」と言うと、「そっか、キャハハハ^^」と笑うのだった。

 仲入り後、再び鬼丸師匠から始まり、「金明竹」と言う与太郎が出てくる噺で、こりゃ、もう、甥っ子のツボで、笑い続けた。

 天どん師匠のトリの「小間物屋政談」は、笑いの少ない聴かせる話、甥っ子は難しく感じながらも、もう落語で笑うポイントは心得たので、わずかな起伏に対し、逃さず「アハハ^^」と笑うのだった。

 会場を後にするとき、鬼丸師匠が甥っ子に「面白かった?」と聞いていた。

「はい、面白かったです」と、突然の質問に棒読みで答える甥っ子。

 私は、帰宅中に、「落語家って、喋りだけで、多くの人と勝負していて格好いいだろう!」と言うと、

 甥っ子は、「うん!」と答えるのだった^^

                                             (2014/08/12)


Viewing all articles
Browse latest Browse all 3482

Trending Articles