☆・・・なんか、『トワイライト』シリーズ、『ハンガーゲーム』シリーズ、そして、この『ダイバージェント』シリーズと、アメリカの人気小説の映画化を見てきて、アメリカにも、ライトノベルの流行があるのだなと思った。
最近のライトノベルは、日本の『オール・ユー・ニード・イズ・キル』がトム・クルーズ主演で映画化されたことでもわかるように、けして「ライト」な内容ではない。
私なりに、「ライトノベル」の定義をすると、「自分の描きたいこと(恋愛・戦闘・魔法・超能力などなど)に都合のいい世界観の構築」だと思う。
で、この『ダイバージェント』だが、なんかの災厄があり、世界がほぼ滅亡の中、シカゴだけが都市として生き残り、その生き残りが、新しい世界システムを構築して数年を経た世界らしい。
そのシステムとは、人間を五種類のものに分け、それぞれの適正で社会を形成していくのだ。
「博学」=学者、「無欲」=政治、「勇敢」=警察、「平和」「高潔」(この二つ忘れたが、農作業に従事するカテゴリーがどちらか)の五種類、生まれながらの適性もあるが、成人と同時に自分の方向性を決める。
主人公の娘はベアトリスは、親が「無欲」だったのだが、適正で「ダイバージェント(異端者=一つに絞られないもの=この世界の悪)」だったのだが、担当官の機転で「無欲」とされるも、自らは「勇敢」派閥に進むのだった・・・。
そこでの、体育会系の『正式「勇敢」派閥メンバーへの道』と、世界の謎と、友情、そしてほのかな恋愛が描かれる。
正直、悔しいけど、メチャ面白かった^^;
情動もアクションも、高揚感とともに共感できる。
こうして、奇想天外な物語に、ふんだんにお金を掛けられるハリウッドが凄いなぁと思うのだ。
しかし、主人公の娘だけは、美人だけど、おばさんにも見える。
「ハンガーゲーム」のジェニファー・ローレンスともども、なんか熱く厚い顔が、若者の間で流行っているのかな^^;
(2014/07/11)