☆ハワイでの、いまいちいけ好かない友人の結婚式の二次会探しを頼まれた主人公の、旅行案内書執筆の仕事も兼ねたハワイでの日々を描く。
主人公を榮倉奈々が演じていて、可愛いのだが、あんまし可愛くない・萌えないという不思議な女優であるが、役の性格が、わりと最初から歯切れ良く完成されているのが面白かった。
どんなときにも、ちゃんと自分の意見を主張できるのである、が、悩んでもいるようなので、それは「完成」ではなく、「凝り固まって」いるのか?
その「凝り固まり」が、ハワイでの生活でほぐれていく物語である。
「成長」の話ではない。
ただ、主人公・みのりの酒を飲むときの幸せそうな顔は尋常じゃない^^;
ああ、こいつ、ダメだ・・・、と思わせられる^^;
みのりは、ハワイ到着後、すぐにグイグイと、ハワイ日本人社会へ食い込んでいく。
トントン拍子のようでいて、海外では、わりと普通である。
ここをご都合主義と捉えるか、「ああ、あるある!^^」と捉えるかでこの作品の印象は違うかも。
海外には、異国での劇的な偶然と、日本人の少なさからくる遭遇率の高さがある。
なんでハワイまで行って、日本人社会? と思うかもしれないが、それは日本人としての宿命でもあるし、ハワイを舞台にしている限りにおいて、そこかしこに「ハワイ・異国」は在る。
ハワイでの、日本人ならではの格差社会も垣間見られ、
でも、究極的には、の「愛か、金か?」の恋愛二択のテーマも描かれ、なかなか面白かった^^
セレブに憧れる娘とつきあっている、情けない中年・本間ちゃんがいるのだが、
一緒に行った女の子が、私のことを「本間ちゃん、本間ちゃん!」とバカにするのがムカつく^^;
確かに、人妻のあなたに手を出せない私は情けないですけどね・・・^^;
(2014/06/18)