☆・・・(前回からの続き)
>>二人を見送りながら、二人は、どこでチョコを食べるのだろうかと、私は、人差し指を頬に当てながら思うのだった・・・。
何故なら、おやつの出る学童保育の児童とは言え、下校時にお菓子を頬ばるのはよろしくないだろう。
さりとて、帰宅したら、お母さんに「また、ミドランにお菓子を貰ったのね!」と叱られるだろう(実際には、いつも、後日、親御さんからは、「いつもすいません」と感謝の言葉を頂いている^^)。
となると、彼女らは、お菓子の取り扱いについて、何らかの秘密を親に対して抱くことになる。
・・・つまり、ささやかな「いけないこと」を、彼女たちはするのだ。
私と少女たちの悪事の共有感!!
これは、私の遠大な作戦の始まりなのである・・・。
また、B子には妹がいる。
私は、B子にお菓子をやる時、「妹にもあげて」と一個余計にやる。
すると、A子が、「私も弟にあげたいからちょうだい!」と言う。
だが、私は、「ここにいたらあげるけど、基本 男にゃやらねーんだ!」と拒否。
・・・つまり、ここでは、A子たちに、女の子だからあげてるんだよ、と言う認識を持ってもらうことが重要。
これは、私の、遠大な作戦なのである。
10年後の未来を見据えた、実に前向きなものである。
その名も…、≪拾年計劃≫ ・・・。
今 種を撒き、10年後に実を結ぶ長い長いスパンの大計画だ!
ミ、ミドラン・・・! なんて器の大きな人間だ! 現在での損得など考えないで、遠い未来を見つめているんだ! さすがは男塾一の貫目だぜ!
◇ ◇
で、昨日のことだ。
いつもの通り、昼間の仕事を終えて、店に来て、開店準備をしていると、B子が笑顔で店先を歩いてきた。
B子の横には、見知らぬおばさんがいた。
・・・時間がないから続く。
(2014/04/15)