☆・・・「近所に詮索好きのおばちゃんなんていないよね^^」
・・・「まさに不倫ってやつだね」
などと、「覚悟を決めさせる」ようなポイントのセリフを吐きつつ、私は、美人若奥さんを、その家の近くでピックアップし、車を走らせる。
私ゃ、誰かと結婚したいのだが、なーんか、美人とデートできるとなると、フットワーク軽く動いてしまうなぁ・・・。
多分、まともな死に方は出来んかも・・・。
ちょいと高級な料亭が、ランチタイム故にやや安く食事できるので、向かう。
知り合いのマネージャーさんが、個室を用意してくれていた。
注文をし、私は、その方と、昼ひなかから、ビールをガブガブ飲んで、くっちゃべった。
この人との会話が、今一番楽しい。
私はカニメインの膳、あちらは、刺身メインの膳だ。
そこへ、マネージャーさんが、サービスで、「ウマヅラハギの活造り」を運んで来てくれた。
これ、魚の首がピクピク動いています。
多分、奥さんは、魚が動いているのを見たら、食べる気をなくすような気がするので、「見ないほうがいいぞ!」と制しといた。
身もフグ刺し風でおいしいのだが、肝もうまい!!!
う〜、私、幸せ者である。
なーんか、マネージャーさんに気を遣わせて、申し訳ない気持ちでいっぱいだ。
さて、午後一時に待ち合わせて、五時まで二人で飲んだくれた訳だが、その後、二人して、私の店に赴く。
そして、他のお客さんを交えながらも、カウンター越しの奥さんは、午後の十時まで店にいて帰って行った。
9時間、ずーっと一緒で、全くダレ場なく、楽しく過ごした。
・・・、・・・だが、私、その美人若奥さんを、落とせなかった・・・。
皆さん、不甲斐ない結果で申し訳ない・・・。
(2014/02/19)