☆これなんだよ!
超能力合戦の大好きな私の見たかった「?−MEN」はこれなんだよ!
多種多様な超能力者が、敵味方に分かれて、サイキック・ウォーズを縦横無尽に繰り広げる。
それぞれの能力者が、それぞれの能力・個性を「適材適所」とし作品を進めていく。
「JOJO」のスタンドのように分かり難い超能力ではなく、ダイレクトに、でもさりげなく、さりとてけれん味たっぷりの発現のしかたもいい!
大戦から冷戦を背景に、ミュータントたちの苦悩が上品に語られる。
ノーマルに変化したミスティークの優し気な笑顔がたまらなく魅力。
ミスティークやハンクの「普通」への憧れは、この作品のテーマの一つだ。
チャールズとエリック(マグニートー)のあり方の、ゾロアスター的な二元論も、際立ってテーマ性を帯びている。
双方の主張もまた、この作品の大きなテーマだ。
私は、どうしても、マグニートーの能力と生い立ちに惹きつけられる・・・。
彼のチャールズへの思いは、真っ当である。
クライマックスは「キューバ危機」の大海原を背景に、大スケールの超能力合戦だ。
よだれが出るような、たまらないビジュアルが盛り沢山だった。
実際の歴史的な事件への超能力者の介入は、「サイボーグ009」の<ベトナム篇>を髣髴とさせてくれた。
そして、悪を倒した<?−MEN>たちを「人類の敵」として始末しようとした米ソの軍隊からの攻撃があり、
それを、目前の事実として目にし、
単独の大超能力で反撃してくれ、「お前は兄弟だ! 争いたくない」と言ってくれたマグニートーに対し、
「別離」を宣言するチャールズには、どうしても100%の信頼は向けられない・・・。
そのチャールズの不誠実が、「車椅子生活」を余儀なくされることになった・・・。
正直、この「エピソード0」は、「シスの復讐」にも匹敵する説得力を持っていた。
・・・マグニートーの能力は、文明(鉄の集積)への最大の脅威なのだな。
ああ、傑作娯楽作品!!!
PS.ダーウィンの死に様の、細胞が必死になって環境に適応しようとする様に、神秘が感じられました。
(2011/06/10)
超能力合戦の大好きな私の見たかった「?−MEN」はこれなんだよ!
多種多様な超能力者が、敵味方に分かれて、サイキック・ウォーズを縦横無尽に繰り広げる。
それぞれの能力者が、それぞれの能力・個性を「適材適所」とし作品を進めていく。
「JOJO」のスタンドのように分かり難い超能力ではなく、ダイレクトに、でもさりげなく、さりとてけれん味たっぷりの発現のしかたもいい!
大戦から冷戦を背景に、ミュータントたちの苦悩が上品に語られる。
ノーマルに変化したミスティークの優し気な笑顔がたまらなく魅力。
ミスティークやハンクの「普通」への憧れは、この作品のテーマの一つだ。
チャールズとエリック(マグニートー)のあり方の、ゾロアスター的な二元論も、際立ってテーマ性を帯びている。
双方の主張もまた、この作品の大きなテーマだ。
私は、どうしても、マグニートーの能力と生い立ちに惹きつけられる・・・。
彼のチャールズへの思いは、真っ当である。
クライマックスは「キューバ危機」の大海原を背景に、大スケールの超能力合戦だ。
よだれが出るような、たまらないビジュアルが盛り沢山だった。
実際の歴史的な事件への超能力者の介入は、「サイボーグ009」の<ベトナム篇>を髣髴とさせてくれた。
そして、悪を倒した<?−MEN>たちを「人類の敵」として始末しようとした米ソの軍隊からの攻撃があり、
それを、目前の事実として目にし、
単独の大超能力で反撃してくれ、「お前は兄弟だ! 争いたくない」と言ってくれたマグニートーに対し、
「別離」を宣言するチャールズには、どうしても100%の信頼は向けられない・・・。
そのチャールズの不誠実が、「車椅子生活」を余儀なくされることになった・・・。
正直、この「エピソード0」は、「シスの復讐」にも匹敵する説得力を持っていた。
・・・マグニートーの能力は、文明(鉄の集積)への最大の脅威なのだな。
ああ、傑作娯楽作品!!!
PS.ダーウィンの死に様の、細胞が必死になって環境に適応しようとする様に、神秘が感じられました。
(2011/06/10)