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Channel: 『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭
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[小説『ジョジョの奇妙な冒険 <The Planet Of Carz> ≪13≫』]

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☆ブ厚いので、買っていたけど読んでいなかった舞城王太郎の『ジョージ・ジョースター』をパラパラ見ていたら、なんと! カーズが出てきていて、なにやら、地球に降り立っているようだ・・・。

JORGE JOESTAR舞城 王太郎,荒木 飛呂彦集英社

 ならば、違った展開にしなくちゃいけないな・・・、と思った冬の始まり・・・。

   ◇

   (登場人物紹介)

 …マット・ジャクソン船長(スタンド名:イエロー・サブマリン)

 …ヒロシ・タケモト技師(スタンド名:オクトパス・ガーデン)

 …クライド(デリンジャー号のロボット)

 …RY!・スピードワゴン(スタンド名:アクロス・ザ・ユニバース)

 …小林玉美(スタンド名:ザ・ロック)

 …カーズ(だったスペースデブリ。直径10kmの、もはや天体)

   ◇

   『ジョジョの奇妙な冒険 <The Planet Of Carz> ≪13≫』

     ▽謎の宇宙ゴミ(その13)

 ロッキュー・アイオーは、クライドの通信機能を通して、地球上から、船長と技師の二人に作戦計画の概要を伝える。

「・・・先ず、ジャクソン船長の能力で、<物体カーズ>の強固な外壁を<亜空間スルー>してもらう。そして、内部に突入して欲しい。<物体カーズ>内部は、宙空であることはわかっているのだが、どのような状態かは分からない。もしかしたら、<物体カーズ>の自転により、内部は重力が発生しているかも知れない。どんな状態であろうと、<イエロー・サブマリン>ならば航行可能だろう。その時点で、デリンジャー号が失われていても構わん。タケモト技師は、その間に、爆弾の用意をして欲しい。爆弾の時間は5分にセッティングしてある。その間に、出来るだけ、<物体カーズ>のデータを拾い集めて欲しい。ただの宇宙ゴミであった<カーズ>が、何で、あんなにも巨大になり得たのか、恐ろしくもあるが、科学的には大きな収穫を得られると思う。撮った写真や大気などのデータは、即座にこちらに送信して欲しい。・・・そして、爆弾を機外に射出し、その爆発直前に、タケモト技師は、ジャクソン船長を連れて、<オクトパス・ガーデン>を発動、異世界に飛んで欲しいんだ。そして、しばらくゆっくりしてから、我々の世界に戻ってきて欲しい・・・」

「しかし・・・!」とタケモト技師。「僕の能力は、異世界の僕と入れ違いになるだけですよ」

 そう、タケモトの能力は、異次元世界に行けはするが、同時に、異世界での等価なものと、行き違いになるだけのものなのだ。

 その「等価」の基準は、タケモト自身も理解できない点もあり、神のみぞ知る、である。

「うむ」

「えっ! てことは、この作戦、僕が異世界に逃げると、代わりの誰か(他の平行世界の自分)を、この核爆弾の爆発の犠牲にさせるのですか?」

「・・・、・・・うむ」

   ◇

 短くてスマン、ね、眠い・・・。

                                        (To be continued 2012/11/06)

[一昨日・昨日の「GOGOMONZ」投稿(5)]

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☆うわ! しくじった!

 一昨日・昨日と二日連続で、私の投稿が<FM・NACK5>の番組「GOGOMONZ」で、三遊亭鬼丸師匠に読まれ、あと、今日と明日も読まれれば、夢の<採用スーパーグランドスラム>だったのに、今日は、おそらく読まれないだろう・・・(録音は、今 聴いてる。私は生で番組を聴けるのは火曜日だけなのです)。

 何故なら、投稿テーマを履き違えてしまったからだ。

 今日のテーマは、

 ≪人生のフラつきシリーズ。
  『おっと、いけない! このシミュレーション』〈笑いの方向でお願いします。〉≫

 でした。

 最近、テーマが難しくなってきているも、頑張って投稿した。

 すると、他のリスナーからの投稿が、全て、「妄想→夢散(むざん)オチ」だったのだ。

 うは! 妄想で良かったのなら、私、「妄想王」なので、縦横無尽に書けたのにぃ・・・。

 私、鬼丸師匠の相棒の横田かおり(かおりん)嬢との交際のシミュレーション(妄想)を書いてみるかな、と思っていたのだが、それは「かおりん駄目オチ」になりそうだったのでやめたのでした^^;

 最近、日によって、鬼丸師匠が思い出したようにカオリンをいじめるので、私、胸が苦しくなるんだよなぁ・・・、これって・・・(以下ry

 そもそも、私は、「GOGOMONZ」のテーマの履き違えをよくしてしまうんだわ。

 先週も、テーマ『報告します! 私の汚いところ!』というテーマに、ウンコや毛穴の角栓ネタを送ったら、

 他のリスナーが「自分の汚いやり口」について投稿していたので、

 私は、ウンコや角栓ネタを送った自分が凄まじく恥ずかしくなりました・・・^^;

 では、本日、私が送ったネタです。

 ≪鬼丸師匠、カオリン、グッドアフタヌ〜ン!
  私の「おっと、いけない!このシミュレーション」です。
  実は私、大学時代に教職を受講しておりました。
  が、真摯に考え、素直な気持ちで自分と向き合い、
  女子高生への対応を数千パターンほどシミュレーションした結果、
  断念するのが得策という結論に達しました。
  私は、あらゆるパターンを考え、自分を律し、
  教育実習なども(若い女の子のいないと思われる)高校夜間部で行いました。
  でも、二部の女子高生も普通に可愛かった。
  男子校で教職につくって手もありましたが、シミュレーションの結果、
  「ストップ!ひばりくん!」みたいな男子高校生がいたら誘惑に耐えられないと思いましたし、
  そもそも、高校時代、モテナイ学園一号生筆頭だった私は、
  高校にかかわる、例えば女教師なども大好きで、
  真摯に自分に向き合い、シミュレーションした結果、ヤバイと判断し、教職を断念しました。
                       以上!  ≫

 まあまあ面白いんだけど、きっと、番組が求めているものではないんだよね・・・。

 ・・・しかし、みんな、卑怯だよ、エロ妄想爆発させているんだもん。

 あー、悔しい!

 私、週をまたいだ二日連続はあるけど、同じ週の二日連続は初めてで、月から木曜日四日連続の<採用スーパーグランドスラム>の最大のチャンスだったのにぃ!!!

   ◇

 では、月曜日と火曜日に採用された投稿を載っけておきますね^^

   (月曜日)

 ≪鬼丸師匠、カオリン、グッドアフタヌ〜ン!
  私の「ああ、無理しなければ良かった!と思ったとき」です。
  高校のとき(25年ぐらい前)、
   好きな女の子に「昨夜の『金曜日の妻たちへ』見た?」と話し掛けられました。
  私は、金曜の夜10時は「必殺」シリーズ視聴で固定されていたのですが、
   好きな女の子から話し掛けられたので、つい、「見たよ」と答えてしまい、
  それから延々30分くらい、その子と、「金妻」談義に華を咲かせる苦行とあいなりました。
  そもそも、私は、「金妻」なんか、これっぽっちも知りません。
  でも、なんとか話が成立したのが不思議で、
  私は、関所で止められて、白紙の経文を読んで僧侶の振りをした弁慶の気分でした。
  しかし、最後の最後で、具体的な答えを求められた私は、何も答えられなくなり、会話が終了してしまいました。
  当然、その後、その子との関係に進展はなく、・・・ションボリ。
                          以上! ≫

 ・・・この日は、もう読まれないかなと思った午後4時ちょい前、不意に読まれて嬉しかった^^

 四時からのニュース直前だったので、やや早口で読まれたのですが、「(弁慶の)例えが分かりにくいな!^^」との鬼丸師匠のツッコミが嬉しかった。

 カオリンは「これって、『話に華を咲かせる』って言っても、きっと、話を聞いてただけなんだよね・・・」って、クールなご意見^^

 時間が押していた中で、鬼丸師匠は投稿の解題(固い言い方だなぁ^^;)を時間いっぱい語ってくれました。

 私が、少ない落語(家)鑑賞経験で言うのだが、落語家ってのは、時間に対して非常に敏感な人種だと思う。

 与えられた時間に対しての、自分がどれだけ話せるかを身体で把握しているようなのだ。

 寄席でも、自分に与えられた時間に入りきらない噺は、絶妙の省略をしているようだ。

 これは笑い話だが、三遊亭圓歌師匠は、長編『中沢家の人々(完全版一時間強)』を4分でやったこともあるそうだ^^

 「GOGOMONZ」も、毎日のように聴いていると、今日など、「ああ、この話は、本当は前のパートに話すつもりだったのだろうけど、臨時ニュース(米大統領選)で押したので、入れ替えられたのだろうな」などと分かるのだ。

 その数秒単位の時間の差異への対応が、鬼丸師匠 すげえな、と思わせられるのだ。

   (火曜日)

 ≪鬼丸師匠、カオリン、グッドアフタヌ〜ン!
  私の、『孤独は楽しい?楽しくない?孤独で学んだことは何かしら?』です。
  このような「悟り」に至った経緯は語りませんが、はい、孤独は楽しいです。
  例えば、食事はみんなと食べるほうが楽しいなんて、嘘、嘘、嘘ですよ〜。
  「一人焼肉」のうまいことうまいこと^^
  想像してみてください。
  一週間の仕事を終えて、身体も心もヘトヘトな中で、個人経営の焼肉屋さんに入ります。
  安普請のテーブルは、誰にもわずらわされたくない、自分だけの孤独ワンダーランド!
  生ビールと…、特上とは言わずとも、上カルビと牛タンそれぞれ一人前、
   そして、今はメニューにないけど、レバ刺しを一人前。
  焼肉って、二人前とか頼むと1.8人前が一皿に盛られたりしちゃうそうですよね。
  孤独ならば、一人前ならば、そんな損は無し!
  ゆっくりと一枚づつ、好みの加減で焼いて、ゆっくりと味わい噛み締めて、食べる。
  口中に残るカルビの脂身のジューシーさを、ビールでゴクリと中和させる。
  レモンをチュチュッと搾った牛タンの弾力も心地よい。
  塩をたっぷり入れたゴマ油にレバ刺しをトップリと浸して口に運び、濃厚さを味わい楽しみ、
   ビールでゴキュゴキュと腹に流し込む。
  とどめにはカルビクッパで身体を温かく満たす。
  どんな相手と食事しても、どうしても、相手への気遣いで、
   本来の美味しさの数パーセントが減じてしまうものです。
  孤独ならば、一人ならば、食材を120パーセント楽しめます。
  ・・・ああ、でも、この美味しさを共有できる相手がいるってのも、幸せなんじゃないか・・・。
  ほろ酔いで、少し感傷的になります。
  あれっ、なんか、目から、ハラハラと水がこぼれてきたよ。
  カルビクッパのスープが、更にしょっぱくなっちゃうよ・・・。
                          以上! ≫

 読み終えて開口一番、鬼丸師匠が「(孤独は楽しいと言ってたのに)流されてんじゃねーよ!!^^」とツッコミを入れてくれた。

 やっぱ、ツッコミが入ると嬉しいや^^

 そして、「一人焼肉」の愉しさについて共感を語ってくれた。

 カオリンは、「(孤独は楽しいと言ってたのに)シミュレーションしてたら、悲しくなってきちゃったんだね・・・」とクールなご意見。

 で、この時のカオリンの発した「シミュレーション」という言葉が、番組終了時に発表する翌日のメインテーマに活かされたんではないだろうか、とシミュレーションしてみると楽しいぞよ^^

   ◇

 ・・・さて、明日の投稿を考えるとしよう。

                                         (2012/11/07)

[キューピーちゃん解放戦線・9 「更に新入り(&「心に残る被写体・48」])」]

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☆基本的に、私は、QPちゃんはプレーンの方が好きなのだが、弟が出張の時に買ってきてくれる御当地QPは、「赤ちゃんポスト」肯定派として有り難く受け入れている^^

     (過去ログ)[キューピーちゃん解放戦線・8 「新入り」](クリック!)

 今回は4人の新入りだ^^

 先ず、秋田QP!

 弟は、一回の出張で一人のQPちゃんしか連れてこないので、計2回、秋田に行ったわけだな^^

     
          ・・・かまくら雪ん子QP

     
          ・・・なまはげQP

 続いて、神戸。

     
          ・・・中華街QP

 最後に金沢^^

     
          ・・・前田慶次QP

 私 「よし、ポロンちゃん、世話してやってくれ!」

     
       空を飛んで逃げようとしたところを鷲掴みされるポロンちゃん。

 ポロン 「わ、わかったでちゅ・・・」

 ・・・ところで、細木数子がテレビに頻繁に出ていた頃だ。

 細木数子が、視聴者から「うちの赤ちゃんは風呂に入りたがらなくて困っています。どうしましょう?」と言う質問を受けていた。

 すると、細木数子は、「それはやり方が悪いのよ。私なら、歌いながら服を脱がせるわ」と言うと、歌いだしたのだ。

     ♪可愛いキューピー、丸裸〜^^

 その歌を聞いて、私は細木数子が好きになった

   ◇

 昨日は、あの雨の中、バイトで八王子は明神町を駆けずり回りました。

 私は「晴れ男」を自認していたのだが、もう、その神通力はなくなったな。

 しかし、ダム巡りと言い、私は「水回り」の施設が好きなのである。

 明神一丁目にも、こんな水道局の、よくわかんない施設があったよ^^

   

 それから、浅川べりに出たら、このエントリーにも出てきた「巨鳥」が二匹もいたよ。

     

     
        後ろの堰がいい佇まいですな^^

 しかし、この鳥はなんなんでしょう?

                                      (2012/11/07)

[三遊亭鬼丸師匠の「タロ人会 〜第48夜〜」に行った(前篇)]

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☆三遊亭鬼丸師匠の「初ネタ披露の会・タロ人会」に行ってきましたよ^^

 「タロ人」とは、「名人」の「名」の字を二つに分解した洒落っ気としての落語会のネーミングです^^

 今回は、明日も仕事が早いので短めで、雰囲気説明の速報です。

 その前に、先ず、12/2の「花音寄席/三遊亭鬼丸独演会in入曽」ですが、今日、予約の電話をしたんですよ。

 そしたら、「SOLD OUT」でした。

 すっげえショックで、私は、予約の電話口で落胆の色を隠さなかったんですよ。

 そしたら、お姉さんが「キャンセル待ちの、連絡先を教えておいてくださいな^^」と言ってくれました。

 私が名前と電話番号を言うと、「では、キャンセルがあった場合は、順番で連絡しますので、順番で!」とお姉さん。

 キャンセル待ちが多いことを「順番で!」と2回繰り返して暗に知らせてくれました。

 うは、母親とA子さんと三人で行こうと思ったけど、私一人でもいいのでキャンセルが出ることをキボンヌ!

   ◇

 先ず、本日は、横田かおり嬢(かおりん)は来ていませんでした。

 ああ、遠目に、可愛い娘っ子を見られるのを期待していたのだが、残念!

 それから、今日は、「鬼丸子供の雨と雪」も来ていませんでした。

 この二人は、姉と弟と言う関係が、シングルファーザーの弟の、私にとっての姪と甥と重なって微笑ましいのだが、残念ながらいなかった・・・。

 私は、二人に手渡そうとお菓子を買っていたのだが、しょうがないので持って帰ってきた。

   

 しかし、鬼丸師匠の娘さんは、多分、私に会いたかったかも知れない。

 留守番の家で泣いているかも知れない。

 が、「ロミオとジュリエット」の如く、私と鬼娘(おにこ)ちゃんは引き裂かれる運命なの、か・・・。

   ◇

 ・・・で、話は変わるが、私、後ろのほうに座っていたのだが、

 なかなか魅力的な二人の女性(ハーフ風&短髪娘)が、私の席の前に座りまして、私は「なんか見たことあるような・・・、ラジオ関係かな」などと思いつつ、たまにチラ見してました。

 二人は、「コロコロ」とよく笑っていましたよ^^

 私は、二人が結婚指輪をしてないトコまでは確認しておきました^^;

   ◇

 ゲストは、桂春蝶さんで、私はその方を知らなかったのだが、高座に上がってから話し始めて、「ああ、鶴瓶師匠事件の、チョウシュンさんか!」と合点がいった。

 なお、私は毎日ラジオで聴いて親近感を持っている鬼丸師匠には「師匠」とつけますが、他の落語家の方は「さん」付けで勘弁させてもらっています^^

   [ますます面白い『GOGOMONZ』!!(3 鬼vs鶴)](クリック!)

 一席のまくらでの桂春蝶さんの「鶴瓶師匠事件」の語りは、私の書いたものとかなり事実関係が異なり、それについては「後編」に書きます^^

 桂春蝶さんは、鬼丸師匠のかなり先輩らしかった。

 で、話の展開上、春蝶さんは、親しみを込めて鬼丸師匠を「あいつ」と呼んだのですが、私、一瞬だけ、「ピクン!」ときましたよ。

   ◇

 さて、会が終わり、私は、東京の奥から来ているので、早く帰ろうと、素早く会場を後にしかけました。

 しかし、その時、楽屋からでしょうか、鬼丸師匠が走ってきたのです。

 お客さんに挨拶するのでしょう。

 私は、かなり、ビビりました。

 そして、お互いに頭を下げつつ、私と目が合ったのです。

 鬼丸師匠は、円らな黒目がちの可愛い目をしている。

 その目が、私を見て、「こいつ、どっかで見たことある顔だな?」と語っていました。

 私は、笑いつかれて呆けた表情だったのですが、必死で、「今日は楽しかったです」的な笑顔を浮かべました。

 まあ、私の顔はよくあるタイプの顔なんで、誰か知っている人と間違えたのでしょう^^

   ◇

 ・・・さて、肝心の会の内容は、ちゃんと「後編」で書きますからね^^v

                                        (2012/11/09)

[小説『ジョジョの奇妙な冒険 <The Planet Of Carz> ≪14≫』]

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☆  『ジョジョの奇妙な冒険 <The Planet Of Carz> ≪14≫』

     ▽平行世界のルール(その1)

 ロッキューとタケモト技師の会話を聞いていたジャクソン船長が、口を挟んだ。

「おいおい、ちょっと、タケモトのスタンド<オクトパス・ガーデン>について、ちゃんと聞かせてくれないか。知らなかった話もあるぞ」

「あ、ああ・・・」とロッキューの囁く声。

 先ほどから、作戦開始宙域に到着しており、デリンジャー(イエローサブマリン)号の推進装置は停止・待機状態であり、ロッキューの小さな呟き声も聞こえたのだ。

「僕から話します」とタケモト。「僕の能力が、気軽に八つのパラレルワールドを行き来できる能力であるのは先ほど話しました。それはもう、思っただけで、自在に多元世界を行き来できます。ただ、向こう(他の平行世界)に行けば・・・、そうですね、僕が向こうに行けば、僕の分だけ、こちらの世界の存在(質量)がなくなります。こちらの世界は、それを補給しようと、僕が行った世界から、僕の分の『存在』を引き寄せてしまうのです。それに限りませんが、僕の代わりに、異世界の僕が代わりに、こちらに出現するというのは自然な解釈です。この等価交換のルールは、僕でも把握しきれていないのですが、先ほど、ジャクソン船長の煙草と葉巻を交換できたことからもわかるように、等価交換の解釈にも幅があります」

「ふーむ」と、ジャクソンは、手元をマジマジと見つめつつ、煙草に火を点けた。

「さすがに、死ぬと分かっていて、異世界の自分をこちらに呼ぶのは抵抗があります」

「自分の代わりに、異世界の自分が来るというのは、君は事実として分かっているのか?」

「はい、おそらく・・・。私が行った先の世界では、変な言い方ですが、私のほかに私はいなくなり、入れ替わりでこちらに来ているようなのです。なお、八つの世界の一つでは、私は、子供の頃に病気で死んでおります」

「ふーむ。その、君が既に死んでいる世界では、君の代わりに、誰が・何が、引き換えに送られてきたのかね?」

「わかりません。スタンドと言うのは、その使用においては、かなり個人的なものですからね。個人では調べがつきません」

「それについては・・・」とロッキューが割り込んできた。「我が財団で、多少の調べはついている」

「ほお、それは聞いてみたいね」と、ジャクソンはタバコの煙を吐くのだった・・・。

   ◇

 短くて、すいません。

 でも、着実に前進しておりますゾ!!^^

                                         (2012/11/09)

[?『女が死ぬほどドン引きする男の言動89選』(「SPA!」より)]

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☆昨日、電車で都内に出る用事があって、数年ぶりに雑誌『SPA!』を買った。

 この雑誌、保守派のフジサンケイグループなのだが、唯一 方向性がリベラルなので、ややムカつくのだが、気楽に読みたくて購入してみた。

 『女が死ぬほどドン引きする男の言動89選』と言う特集があり、それを楽しく読んで、自分に当て嵌めてみた。

 ≪♯・今回は、「起床・通勤」ドン引き言動「9」編!!

   (ドン引き)
 ?・エスカレーターでは、女性のすぐ後ろについて匂いを嗅ぐ
 ?・公衆便所で手を洗わない
 ?・電車で対面に若い女性が座ったら必ずパンチラをチェック
 ?・朝起きてから、歯も磨かず、顔も洗わずに出勤
 ?・電車に座るときは、若い女のコの対面を選ぶ

   (注意)
 ?・朝、忘れ物をしたとき、部屋に戻って土足であがって取ってくる
 ?・トイレの後、洗った手をジーパンで拭く
 ?・ケータイ画面の反射を利用して髪型をチェックする

   (セーフ)
 ?・朝起きてから、一発ヌイて出勤することがある   ≫

   ◇

 では、それらを自分に当て嵌めてみます。

 ?・NO! そんなことしたら痴漢じゃん。
   でも、香水の匂いが自然に漂ってきて、いい気分になることはある。

 ?・YES。面倒臭くて手を洗わない時がある。

 ?・NO! これも痴漢じゃん。
   でも、見えちゃうときはあって、そういう時はチラ見してしまうわな^^;

 ?・YES。時間が押している時は、とりいそぎ家を出る。

 ?・NO! これも痴漢じゃん。
   偶然、可愛い子が前にいたらばこそ、嬉しいものです^^

 ?・YES。いつも、欧米人の家を想いつつ、部屋まで靴であがっちゃったりします。

 ?・YES。つい億劫になっちゃって。

 ?・NO! 髪を気にする時も、トイレなどの鏡の前まで行きますよ。

 ?・YES。私は、いつも疲れていますが、寝起きだけは元気なんです。
   彼女とのエッチも、朝が非常に多いです。

   ◇

 てな感じで、「89選」全部、自分に照らし合わせてみます^^v

                                          (続く 2012/11/10)

[映画『悪の経典』を見た(寸評)]

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☆これは・・・、なんちゅうか、不謹慎で、凄い映画でした。

 これを見た世界の人たちはどう思うのでしょうか?

 実は、この作品、総勢5人で見に行ったのですが、それから、「♪トゥットゥトゥトゥ、トゥットゥトゥトゥ」と言う、教師・蓮実聖司(伊藤英明)が、担当のクラスの生徒を、淡々と殺戮して回る時に口ずさむ曲の前奏部が流行って流行って^^;

 いや、この映画ね、子供にゃ見せられないよ。

 前半部の、明朗快活教師・ハスミンの日常や、次第に明かされていく本性や過去などはどうでも良くて(女生徒ミヤとの関係はうらやましい^^)、

 後半から始まる、ハスミンによるクラス40人(+3人)の「皆殺し」の一大ページェントが、とにかく淡々として凄まじく、淡々として凄まじい。

 やや奥二重の、ペットの犬のような伊藤英明の瞳が、普通に不気味。

 ジェイソンもフレディも、こんなにもの大量殺人は行なっていないだろう。

 なんで、この人は人殺しが好きなのかは分からない。

 でも、とにかく、ひとなっつこい笑顔で、全員を殺すのである。

 女の子は、高校生でも男を覚えると、とたんに「女」に変わり、一人前になる。

 しかし、そんなミヤ(水野絵梨奈)も、ハスミンの振り回す、砲丸でも入っているかのような「コンビニ袋」の前には、頭蓋骨を陥没させられ、ぶっ倒れる。

 ハスミンは、クラスのメンバー一人一人を、主にショットガンで確実に死に至らしめていく。

 年端もいかない子供たちが、撃ち抜かれて吹き飛びまくるのである。

 3メートルくらい、スコーン! と飛んで、壁にぶつかって、ボロ布のようにグザッと落ちる。

 まだ息があると、出席を取るような感じで名前を呼ばれ、答えようものなら、確りととどめをさされるのである。

 もう、学園祭前夜の校舎は、血みどろの惨劇・地獄絵図である。

 数秒前まで明るく話していた女学生が、血を吐いて息絶えているのである。

 死体が折り重なって、でも、それが普通の情景に見えてしまうほどの日常感・・・。

 見ているうちに、こちらの感覚も麻痺していく。

 日常の中の死屍累々・・・。

 そこには、「殺死(ころし)の思想」はなく、日常の延長としての<キリング・フィールド>が広がっているだけだ。

 容赦なくて、言葉がない・・・。

   ♪トゥットゥトゥトゥ、トゥットゥトゥトゥ、トゥットゥトゥトゥ、トゥットゥトゥトゥ

 PS.…パンティの匂いを嗅いで、女生徒の名前を当てた山田孝之演じる体育教師には感動しました^^;

 PS・2.…二階堂ふみは可愛いですな^^(優良美少女ファッション雑誌の『ニコラ』の元モデルだし^^)

   

                                           (2012/11/11)

[?『女が死ぬほどドン引きする男の言動89選』(「SPA!」より)]

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☆雑誌『SPA!』の記事です^^

 『女が死ぬほどドン引きする男の言動89選』と言う特集があり、それを楽しく読んで、自分に当て嵌めてみたのです^^

 ≪♯・今回は、「オフィス」ドン引き言動「7」編!!

   (ドン引き)
 ?・残業で誰もいないとき、気になる女のコの机をスリスリしたり、椅子に顔を埋める。
           気になるコの机やPCを覗く
 ?・上り階段では、前の女性のパンティラインを凝視
 ?・会社のパソコンやケータイで、コソコソとエロサイトやエロ画像、出会い系などを見ている
 ?・混雑しているエレベーターで、女の子の匂いを嗅ぐ
 ?・鉛筆のおしりや爪をかじる
 ?・女性が前屈みになったときは、すかさず目を凝らして胸チラをチェック

   (セーフ)
 ?・女性とすれ違う際、フワッと香る髪の香りを嗅ぐ   ≫

   ◇

 ・・・う〜ん、これねぇ、私、最後の?を覗いて、全て「NO!」ですよ。

 私は基本、自分を、すっごくエロい人間だと思ってますが、なんちゅうか、ここで示される「エロ行動」は、私のエロ行動とは違う。

 私は、凄く、エロについてはTPOを考えるし、それに伴なう感情も、環境に準じる。

 例えば、自分の部屋や彼女の部屋、ラブホテルなどだったら、ネッチリとエロい行動に走るし、思考回路も「モード反転! 裏コード、ザ・ビースト!」になるが^^

 公衆の面前で、頭の中でエロいことなんて考えていられないし、落ち着かない。

 だから、「覗き」や「盗撮」、「アオ姦」「露出プレイ」みたいのは、もってのほかなんですよね。

 例えば、「3P」「乱交」などのように、相手が複数いるような状況も、感情が中途半端になるので嫌だ。

 えっ? あんた、よく、そういった、言動と反するエントリーを書いているだろ、って?

 いや、それらは、全て、公衆の面前から離れたトコで、パソコンを前にして書いているんですよ。

 しかも、こういう多くの人の目に留まる場所に文章を書くときは、自分の主義とは別の、閲覧者が好きそうな・閲覧者の興味を引くようなエロについて書くこともある。

 文章は、書いた時点で、読む人の視線を意識した時点で、自分の感情からは乖離していく・・・。

   ◇

 ・・・まあ、いいや、一つ一つ、自分に照らし合わせて見よう。

 ?・NO! だから、これは変態でしょうが^^;
   いや、私、、相当に変態だが、こんな変態は私の主義とは反する。
   よく、小学生の時、好きな女の立て笛を、人が見てないトコで舐めるような奴もいたが、
   私には、それも分からなかった。
   そんなことしたいなら、超頑張って、本人とキスしたほうがいいじゃん、などと子供ながらに思ったものだ。

 ?・NO! これも、そんな発想はない。
   ただ、町を行く女子高生の制服の太ももは眩しいなぁ^^

 ?・NO! デスクやパソコンを与えられた職場もあったが、そんなことはしたことない。
   私は、家のパソコンでも、エロサイトを見ることはほとんどない。

 ?・NO! 女の子の匂いを嗅ぐんだったら、自分の女を抱き締めて、存分に嗅ぎますから^^;

 ?・NO! まあ、両手がふさがって、ボールペンを口に挟むときはあるが。

 ?・NO! 見えてしまうときもあるが、なんか見えてしまった後、心の居心地が悪くなる。
   自分の女やアダルトビデオだったら、喜んで見させて頂く^^

 ?・YES。これは、例え、嗅ぎたくなくても、嗅いでしまうでしょーよ。
   私は、非常に鼻が利く男で、
   少なくとも、自分の歴代彼女だった人がつけていた香水ぐらいは覚えている。
   以前、某有名ホテルで働いていた時、エレベーターで居合わせた女性の香水を、
   「突然ですが、つけている香水はジバンシーのアマリージュですよね?^^」と言い当て、
   「そうです。凄いですね^^ なんか、格好いいですね!^^」と喜ばれた時がありました。

     V!
     ・・・好評のこの写真^^(実は後頭部ハゲ^^;)
        「もみ上げ」の長い時代なんで、4,5年前ですな。

ジバンシイ アマリージュ オーデトワレスプレー 50ml-J25GIVENCHY(ジバンシイ)GIVENCHY(ジバンシイ)

   ◇

 確かに、会社とかには、凄く綺麗な(好みの)人がいる。

 でも、私は、そういう人を見ると、エロい感情よりも、「なんて美しい(可愛い)人なんだろう!」と素直に感動してしまうのだ。

 そういう人って、チラ見するだけで、ホント、幸せになるんだよね。

 おこがましくって、ジロジロなんて、とてもとても見れない^^;

 チラ見だけで、仕事に精も出るってもんだ^^

 私は、相対的に美しい人が好きなので、そういった人って、身体のシルエット(フォルム)からして美しくって、

 例えば、その、靴や足首を垣間見ただけでも、その人って分かって、心が満たされるんだわ。

 対して、ブスである。

 ブスもこれまた、私の興味の対象で、「なんなんだ!? このブスさ加減は! 芸術的ではないか! オンナ伴宙太かよッ!」と、思考研究対象にしてしまう。

     

 で、たまにブスは勘違いする。

 男にとって、自分の美的センスを勘違いされることほど、屈辱的なことはない。

 例え、ブスとつきあおうと、自分の選んだ「ちょいブス」だったら、どこかしらに魅力を感じ、その子には、あらゆる責任を取る所存だが、

 変な自意識過剰の被害妄想を抱く、私の人生と関係ないブスには、私の人生にはなるべく関わってきて欲しくないものだわな。

                                         (続く 2012/11/11)

[近況報告・199「料理の修業」]

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☆忙しいっス。

 『サイボーグ009・完結篇』を読みたいのだが、まとまった時間が取れん。

サイボーグ009 完結編 2012 009 conclusion GOD'S WAR III third (角川文庫)石ノ森 章太郎,小野寺 丈角川書店(角川グループパブリッシング)

 ・・・今は、店を開く前の準備で考えることが多い。

 出店しようと考えていた物件のとなりに、メニューがかぶりそうなブラジル料理店があった。

「相乗効果でいいんじゃねーか。とりあえず、食べに行ってみよう」と、私が弟に言ったら、弟は「ラーメン屋とは違うんだから」と言ってたのに、

 一週間ほど過ぎたら、「相乗効果もあるかも知れんから。食べに行こう」と言いやがった。

 いちお、私たちのやる店は、ここでは伏せておくので、今回行ったブラジル料理店も名前を伏せる。

 美味しかったけどね^^

   

 この「揚げギョーザ風」は、このエントリー(クリック!)で私が作った「揚げピザ」とは全然違う味で、これはこれでとても美味しかったのだが、ビジュアルが、あまりにも似過ぎている。

   

 こちらはシュラスコです。

 それぞれの肉(牛・豚・鳥・ソーセージ)の厚さが魅力的でした。

 この店は、サトウキビ酒のライムカクテルも美味しかったなぁ^^

   ◇

 昨日は、お昼、八王子の「マードレ・イタリアーナ」に行って、ピザランチを食った(写真なし)。

 ピザは、ナポリとマルガリータをハーフ&ハーフにして美味しく食べ、

 サラダの出し方(店の真ん中に、大きなボールに入れられたサラダがデン! と置いてある)や、

 そのサラダに、客が「そこまで!」と言うまでチーズを削ってくれるメニューの楽しさは勉強になった。

 その後、日曜なので、ほとんどの店は閉まっていたが八王子総合市場の雰囲気を見に行き、

 各種、アンティークショップを回った。

 帰宅してから、弟の実演で、パスタを習った。

 四種類のパスタを作って見せてくれた。

     

 先ず、このトマトソースを、サラッと調理したものと、じっくり煮込んだもの、二種類作った。

 それぞれ、味は歴然と異なる。

 続いて、カルボナーラ。

     

 知らなかったので、正直、カルボナーラのソースが生タマゴであったことにショックを感じた。

 最後に、シーフードを和えてみた。

     

 う〜ん、私としては、じっくりトマトソースだけで煮込んだものが一番うまかったな^^

 ・・・まだまだ、修行は続く。

 次回は、私一人でトリッパを作ってみますね^^

   ◇

 これは、数日前に食べた、池袋大勝軒の八王子店のチャーシューメンです。

   

 堂々と美味しかったですね^^

                                           (2012/11/12)

[小説『ジョジョの奇妙な冒険 <The Planet Of Carz> ≪15≫』]

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☆  『ジョジョの奇妙な冒険 <The Planet Of Carz> ≪15≫』

     ▽平行世界のルール(その2)

「もちろん、これから話す情報は、タケモト君の能力に、我々が付き添って記録したデータを解析した結果だよ」

 と、ロッキューは言った。

「ああ、了解です。ところで、その前に聞きたいのだが、タケモトの能力に、俺はどうすれば便乗できるんだ。服とかも一緒で平気なのか?」とジャクソン。

 タケモトが答える。

「それについては僕が・・・、先ず、身につけている物はそのまま多次元移行ができます。それから、例えば、僕についてくる人は、僕の身体にしっかりと捕まっているのが第一条件です。移行にはなんら苦はありません。ただ、<オクトパス・ガーデン>の発動は、僕の、両手を使った、扉を開けるような所作によって、道が開けます。だから、同行者を、僕のほうで手を引くようなことが出来ないのです。たまに、同行者が手を離すと、亜空間に吸い込まれていってしまうことがあります・・・」

「ああ、ああ! だからか! 俺、SPW財団からの依頼で、亜空間の漂流者を<イエロー・サブマリン>で何人も助けたことがあるよ。お前が絡んでいたんだな・・・^^;」

「絡んでいたなんて・・・、そんな・・・^^;」

「では、続きを話す」とロッキュー。「財団のエージェントをタケモト君に付き添わせた実験の数々がある。ビデオカメラも持たせてね。短い時間の撮影だが、タケモト君の飛べる、この世界を省いた7つの世界については、そのおおよそは分かっている」

「なんで、短時間しか実験が出来ないんだ?」

「・・・二つ、問題がある。一つは、等価交換で、こちらにくる人間であったり物体が、どのような動きを示すか分からないからだ。タケモト君のスタンドは強大だ。そのレベル相応のスタンド使いが、こちらの世界にきて、その未知の能力を発動したら、取り返しのつかないことになるやも知れん。だから、SPW財団を通しては、5分くらいの時間が妥当だと考える。二つ目は、7つの異世界のほとんどが、非常に危険だからだ」

 タケモトは、ロッキューの説明を聞きながらしきりに頷いている。

 ジャクソンは、「責任回避かい^^;」と冷ややかに苦笑い。

「・・・7つの世界、それぞれに、強大な王が君臨している。もちろん、それらの王が、それぞれの地球を支配するには至っていないが、大陸一つを動かすくらいの権力を握っている」

「ほお」

「先ず、この世界は、我々のSPW財団が、強力な権力を握っているな。で、第一の異世界では、ジョースター家が、人間以外の者が世界を牛耳ろうとするのを防いでいるね。第一の世界では、我々の世界で脅威となっているカーズは、宇宙に放逐されたままだ。衛星の一つになっている。・・・第二の世界では、我等の世界では駆逐されたディオが、大英EU帝国の帝王となって、世界侵略を続けている。ディオの帝国に取り込まれた元ドイツエリアでは、我々の世界ではスターリングラードで戦死しているシュトロハイム元中将が健在で、レジスタンスを率いて反抗している・・・」

 ロッキューの説明は、まだまだ続く。

                                             (2012/11/12)

[三遊亭鬼丸師匠の「タロ人会 〜第48夜〜」に行った(中篇)]

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☆すいません、後編書いて終わらすつもりが、一気に書く時間がなく、中篇を挟みます。

「三遊亭圓歌師匠の話もまだじゃないか」とお言いの方もいると思いますが、テーマ的に、この「タロ人会」の話の後のほうがつながるので、ちょいとお待ちを^^

 で、本日の「GOGOMONZ」での横田かおり嬢(カオリン)の話です。

「なんでだよ! タロ人会にカオリンは関係ないじゃん!」とお言いの方もいると思いますが、その訳も後で記します。

 私が、たびたび、「GOGOMONZ」の投稿テーマの意味を履き違えて送り、結果、採用されない、と言うことを繰り返していることは、既に報告しているが、それは、私の早とちり・せっかちな性格に由来する。

 私は、バイトでなく本職の日は、帰宅すれば録音した「GOGOMONZ」を毎日 聞けるけど、生で聞けるのは、お昼休憩の1時から1時半まで、午後休憩の4時から15分だけと決まっている。

 で、本日の放送だ。

 カオリンは、こんな挨拶をした。

「なんとなーく、人生の方向性が定まってきた横田かおりです・・・」

 早とちりの私は、「これは、カオリン、結婚が決まったんだ、そうに違いない!」と思ってしまい、心なしか、カオリンの話す口調も、いつもの子供っぽいものでなく、大人びて聞こえてきて、

 なんとも、暗澹たる気持ちになってきた。

 いや、別に、いつかはカオリンも結婚するんだろうけど、なんかそう思えてしまったら、私は猛烈に寂しくなってきたのだ。

 もしくは、「GOGOMONZ」をやめるのだろうか、と。

 午後の仕事、足取りが重かった・・・。

 「GOGOMONZ」は、この二人が揃ってこそのものなので、片方だけではダメなんだよなぁ・・・。

 私が、鬼丸師匠のことを書いたら、必ず、付随してカオリンのことを書き、カオリンのことを書いたら、必ず、付随して鬼丸師匠のことを書くのは、二人は「ペア」と考えているからだ。

 と書くと、おそらく、鬼丸師匠は、ちょいと心外かも知れないが、それには、「カオリンの存在感も凄いんですヨ」と言うしかない^^

 私が、いつも、ただつけているだけだったラジオから、次第に「GOGOMONZ」に夢中になるようになった原初には、投稿リスナーに対しての、カオリンの「アリガトッ!」が耳に残り始めたこともある。

「一人一人に、こんな気持ちを込めていちいち言ってたら、キリがないじゃん!!^^;」と、心に残っていたんです。

 で、本日の放送では、番組企画のお宅寄席(二人がリスナーの家で落語を披露する)の報告があったのだが、<カオリン亭口半開き>の一席も、少しだけ放送されていた。

 <カオリン亭口半開き>は、「動物園」と言う初心者向けの一席を披露したそうで、その内容を聞いたら、先週の金曜日の「タロ人会」での、前座の<林家けい木>さんの一席と同じだった。

 <林家けい木>さんは21歳だそうで、なかなかハンサムな方だが、まだまだこれからの人、と言う印象だ。

 なんで、「動物園」が、前座や初心者向けなのかは分からなかった。

 ライオンの歩く時の方向転換の動きが、話を聞くと、すぐに簡単に真似できるのだが、それ故に、実に納得させられた。

 けい木さんの噺で一番に笑ったのは、まくらの「とあるお寺での寄席で、おこわと金一封の袋を頂き、うひょ、腹と懐が満たされる、と思い、その金一封の袋を開けてみると、『ごま塩』が入っていた」と言う話だった^^;

 続いて、鬼丸師匠の一席目であった。

 先ずは、まくらで、「断髪式」のことを語り始めた。

 あれから一ヶ月、ソフトモヒカンが蘇りつつあった。

 しかし、私の「アルシンド」ハゲも人のこと言えないが、鬼丸師匠の「べジータ」風もなかなかのものである・・・。

     

   ◇

 すいません、今夜は寝ます^^;

                                             (続く 2012/11/13)

[(3)『女が死ぬほどドン引きする男の言動89選』(「SPA!」より)]

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☆雑誌『SPA!』の記事です^^

 『女が死ぬほどドン引きする男の言動89選』と言う特集があり、それを楽しく読んで、自分に当て嵌めてみたのです^^

 ≪♯・今回は、「自宅」ドン引き言動「11」編!!

 ・・・う〜ん、オフィス編は見事 清廉潔白にかいくぐった私ですが、自宅編となると、やばいなぁ・・・。

   (ドン引き)
 (17)・部屋がエロ本やエロDVDばかり、電マ、バイブ、ローター、オナホなどが置いてある
 (18)・レイプもの、レズもの、盗撮もの、ロリものなど、理解しがたいDVDがある
 (19)・女友達との長電話中に、ひそかにオナニーしたことがある
 (20)・パソコンはエロサイトのブックマークだらけ。
      大量の外付けハードディスクにエロ動画を保存し満杯になっている
 (21)・ベッドに萌え系の抱き枕がある
 (22)・海の中やプールのシャワー室ではおしっこしてしまう。
      自宅のお風呂場でもおしっこする
 (23)・おしっこしたあと残尿が漏れて、パンツを少し濡らしてしまう

   (注意)
 (24)・グラビア写真集を「観賞用」と「保存用」とに分けて買っている
 (25)・自己啓発本が好きで、本棚はその類いばかり
 (26)・少女マンガを何冊も所有している

   (セーフ)
 (27)・CDやスマホなど買ったばかりの品には、保護ビニールシートをかぶせたままにしている

   ◇

 では、自分に重ねてみよう^^;

 (17)・YES。エロ本やエロDVDをいっぱい持っているが、
      それ以上に、私の部屋はいろんな書籍(真面目なの含めて)でいっぱいだ。
      純粋に肩凝り用で、電マを持っている。
      バイブは持ってない。
      ローターは持っているし、彼女が壊したら、新しいのを買ったりする。
      オナホは使ったことあるけど、気持ち良くないので所有していない。

 (18)・YES。種類によっては持っている。
      レイプ物は、好んでは持たないが、混ざっている時がある。
      レズ物は、汚い男が出ず、可愛い女の子が抱き合っている図は嫌いではない。
      盗撮物は興味なし。
      ロリ物は、普通の健康な男ならば、持ってないほうがおかしい。
      男はみんな ロリコンだよッ!!!

 (19)・NO! でも、相手の女にさせたことはある。
      素直な子だったので、真剣にやっていた。
      向こうは両親が出払っているとは言え、かなり大きな声を上げていたので、
      電話のこっちで、かなり首を捻らされた^^

 (20)・NO! 私のパソコンはかなり真面目です^^

 (21)・NO! 赤ちゃん人形やキューピー人形ならあります^^

 (22)・YES。自宅のお風呂では、ついしちゃう。
      この話を姉にしたら、激怒されたことがある。

 (23)・YES。そういう時もあるよ。

 (24)・NO! さすがに金が勿体無い。

 (25)・NO! どっちかと言うと嫌い。

 (26)・YES。『キャンディ・キャンディ』とかの古典だよ。
      後は、「パタリロ!」シリーズや、柴田昌弘の「赤い牙」シリーズだよ。

 (27)・YES。時によりけり。自然に剥がれるのを待ったりする。

   ◇

 自分にとっては普通のことが、一部の女性には許しがたいのだね^^;

                                         (2012/11/13)

[心に残る被写体・49 滅びの呪文]

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☆今日のバイトの現場は八王子駅界隈でした。

 最近、ここら辺が多い。

 しかし、この区域は、もうすぐ壊滅する。

 何故なら、その名を言ったら、世界が滅びる店名があるからだ。

     
          「バルスッ!!」

       
          「バルスッ!!」

 さっそく、近所から、「進撃の巨人」が姿を現わしたぞ^^;

   

 俺らを喰おうと、道行く人を物色している。

進撃の巨人 コミック 1-8巻 セット (講談社コミックス)諫山 創講談社

 俺は最近、更に太ってきたので、このままでは巨人に捕食されてしまうので、ダイエットすることにした。

 とりあえず、ビールとラーメン禁止令だ。

 酒は焼酎で我慢する。

 で、家に帰ったら、おあつらえ向きに「イモの煮っころがし」が夕食だったので、ゆっくりと食す^^

   

                                          (2012/11/14)

[与党民主党考・126 「ふう、解散か・・・」]

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☆野田総理が「(11月)16日の(衆院)解散をぜひやりとげたい」と明言したそうだ。

   ≪衆院解散 12月16日投開票 政府・民主 (産経:2012/11/14)≫

 まだまだ、どんな翻しをするか分からないのが民主党だが、野田総理 よく言ったと思う。

 だが、民主党の政治家と言うのは、このような、こちらがちょいと喜びそうなことをちょいちょいやるのだが、その整合性が、前後の脈絡と、全く一筋通ることもなく、また、ふいにわけのわからないことをやったりするから困る。

 いや、別に、思想が、私の考えるところと全く反対でもいいのである。

 筋さえ通っていたら、納得は出来ようはずなのである。

 しかし、民主党政治家にはそれがなかった。

 鳩山や菅は言うに及ばず、野田総理も、行動が意味不明であった・・・。

 ・・・ああ、でも、どうやら、これで、「虚無の民主党政権3年」が終わろう・・・。

 かくして、自民党政権が復活するだろう。

 嬉しい限りである。

 冷静に考え、総合的に判断したら、自民党しか、国政を任せられる党はない。

 私は、11/6付けのエントリー[与党民主党考・125 「ポールシフト」]で、以下のように書いている。

 >>民主党一番ダメ!
 >>橋下弁護士たちダメ!
 >>石原慎太郎たち、申し訳ないがダメ!
 >><たちあがれ日本>、あんたらなんか出来ましたかァ? ダメ!
 >>みんなの党、ダメ!
 >>小沢や、名古屋の人たち、・・・ダメ!
 >>・・・かろうじて、自民党が何とかできるかな、だ。

 私は、石原慎太郎や<たちあがれ日本>にダメ出しした時点で、

「ああ、これで、俺は、保守派から総スカン」だなと思った。

 この時点で、こうまであからさまに堂々と、石原慎太郎や<たちあがれ日本>にダメ出しできたのは、私しかいないだろう。

 ネット・サーファーの方々は、これからは、ネット上の記事の「日付・時刻」に注目してくださいね^^

 でも、私は、保守派を分断するような彼らを…、自分らの行動が保守派を分断してしまうなどと言う思考回路のない彼らを…、そして、あろうことか左翼どもと組もうとする彼等に、拍手を送るような愚かな行為はけして出来なかった。

 こいつら、万死に値すると思った。

 そして、「ああ、これで、俺は、保守派から総スカン」だなと思った。

 そしたら、それから数日が経ち、私と同じ主張をするような奴らが現われ始めた。

 私の「切り込み隊長」としての面目躍如である^^v

 保守チャンネル「チャンネル桜」の水島聡社長が、まわりをはばからず言った。

   ≪夢は枯野をかけめぐるが……(11/12)≫・・・クリック!

 <・・・草莽の日本国民の先頭に立ったかのようだった石原慎太郎氏は、今「枯野をかけ廻る」凄まじき老残の「夢」と化してしまったように思われる。
 戦後日本と戦後保守のスターだった石原慎太郎氏に、静かに別れを告げたいと思う。・・・>

 でも、民主党に投票していた「B層」の一部が、石原新党に流れるんだろうな、やだなぁ、おい・・・。

 ・・・さて、次に私のすべきことは、だ。

 国民の1ドットとなりて、自民党を良き方向に導くことだな。

 これに失敗したら、もう、日本に未来はない!!

   (おまけ)

 ≪[与党民主党考・70 「野党自民党考(J−NSC創立総会・1)」]≫・・・クリック!
 ≪[与党民主党考・71 「野党自民党考(J−NSC創立総会・2)」]≫・・・クリック!
 ≪[与党民主党考・73 「野党自民党考(J−NSC創立総会・3)」]≫・・・クリック!

                                            (2012/11/14)

[三遊亭鬼丸師匠の「タロ人会 〜第48夜〜」に行った(後篇・上)]

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☆三遊亭鬼丸師匠の一席目「茶の湯」は、実に笑いどころの多い噺であった。

 趣味なく隠居の身になった御老人が、小僧の定吉に見栄を張り、知りもしない茶道をはじめてから起こる一悶着の物語。

 知識のないご隠居が、自身驚きつつ珍茶道を行なう(1)。

 それにつきあわなくてはならない天然な性格の定吉の苦痛(2)。

 定吉に巻き込まれた、茶道に無知な近所の方々の艱難(3)。

 茶道をかじった金さんのかつてない戸惑い(4)。

 普通ならば、(1)と(2)で盛り上がるところを、更に、二段階、話が拡張する。

 そもそもが、無知な茶道なので、緑茶の緑は「青きな粉」、茶筅で掻き混ぜたあわ立ちは「ムクの皮(洗濯に使っていたもの)」で、飲めた代物ではないのだ。

 それを飲み、不味さに驚愕する表情が、ご隠居・定吉・近所の3人・金さんと繰り返されるんだからたまらない面白さだ。

 鬼丸師匠の表情の芸も見事!^^

 また、ちょっと、この噺で面白いなと思ったのは、無知なご隠居に、茶道の材料を頼まれた定吉が「行って来ます!」と言った瞬間に「ただいま戻りました!」と買い物を済ましてくるのである。

 「青きな粉」と「ムクの皮」、買い物は二度繰り返されるのだが、この、間(ま)を全く排除した展開ってのも、実に面白い。

   ◇

 続いて、桂春蝶さん。

 先ずは、噺のまくらに、先の「鶴vs鬼」のエピソードの完全版を語ってくれた(春蝶さんは「六本木つるとんたん事件」と呼んでいる)。

 私が先に書いた話と異なる点と面白い点を抽出して書きたい^^(テープ起こししたわけではないので、うろ覚えではありますよ!^^)

 先ず、前提事項として、現・木久蔵さんと親しい鬼丸師匠が、春蝶さんを交えて飲んだときから始まる(なお、私はラジオを聞いて親しみを感じているので、鬼丸師匠には「師匠」をつけますが、他の噺家さんは「さん」付けで勘弁させて頂きます。そうしないと師匠ばっかになっちゃうから^^;)。

 さて、その時の鬼丸師匠のツッコミがあまりにも激しいので、この世界の先輩である春蝶さんが新鮮に思いつつ指摘すると、

 鬼丸師匠は答えたそうだ。

「基本的に、自分は、あまり、まわりを気にしないことにしてるんスよ。クヨクヨもしないんですよね」

 なんか、私、この時の鬼丸師匠の顔が思い浮かぶんですよね〜^^

「ほーっ」と春蝶さんは、そんな鬼丸クンにえらく感心したのだそうだ。

 さて、ここで、いま一度、こちらのエントリーを読み直してみてください。

   ≪[ますます面白い『GOGOMONZ』!!(3 鬼vs鶴)]≫・・・クリック!

 これから、このエントリーを読んで頂いたことを前提に違いを書いていきます。

 ・・・先ず、飲み屋さんで、テーブルについてくれた女の子が、非常に無礼だが、的を得たことを言う娘で、

「鶴瓶さん、貴方ほどの地位を築いた方が、そんな自慢ばかり言っていてはしらけるだけです。そんなことだと足元すくわれますよ。最近、メチャクチャ面白い人も出てきているんだから!」

 すると、鶴瓶さん、ニヤニヤしながら嬉しそうに「誰や?」と聞く。

「落語家さんよ!」

 すると、同じ業界と聞き、今度は、その場にいた鶴瓶、談春、昇太、春蝶が色めき立ち、同時に言う。

「誰や!?」

 すると、娘、勝ち誇った顔で叫ぶ。

「三遊亭鬼丸よぉッ!!」

 間髪入れずに、鶴瓶、談春、昇太が叫ぶ!

「誰や!?」

 ・・・ここを語った春蝶さん、さすがに上方落語家!(かは分からないが) 実に、畳み掛けるような話し振りが面白い^^

 かくして、見知っていた春蝶さんが、鬼丸師匠に電話をかけるのだった。

 鬼丸師匠は、その時、今シーズンの優勝の可能性が濃厚であった西武ライオンズの応援に、ライオンズ球場で応援していたのだそうだ。

 もちろん、お酒も飲んでいただろう・・・。

 そして、全てを、春蝶さんのいまいち面白くないジョークだと思っていた鬼丸師匠は、人気落語家三大巨頭に失礼な口を利いてしまうのだった・・・。

 で、鶴瓶さん、春蝶さんに「写メ送ってやれや、グフフ^^」と言う。

 春蝶さん、みんなをフレームに収め、パシャッ!

 すぐに、鬼丸アドに送信するのだった。

 写真は送信するに、数秒の時間を要する。

 26%、・・・42%、・・・67%・・・、86%・・・、まだ届いていない。

 にもかかわらず、写真を見たと思しき鬼丸師匠が、血相を変えて電話をしてきた。

 時空を超えたかぶり具合!!

 春蝶さんは、普通に電話に出ようとする。しかし・・・。

「出るなッッ!!」

 鶴瓶師匠、かつてない恐ろしい表情で叫んだのだった。

 春蝶さん、「あんな恐い鶴瓶師匠の顔は初めてだった」とのこと。

   ◇

 次回、「後編・下」に続きます^^

 「六本木つるとんたん事件」→「私の嘘・脚色について」→「春蝶さん、地獄八景亡者の戯れ」→「鬼丸師匠・へっつい幽霊」→「私の考える間(ま)なし」についてです。

 ・・・はぁ、しかし、今日の『GOGOMONZ』、私、かなりの自信作を二通も送ったのに、読まれなかった・・・、悔しい、キーッ!

                                           (2012/11/15)

[モロッコのおみやげ]

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☆一ヶ月ほど前、とある同僚の出勤シフトを見たら、今シフトの後半がずっと休みになっていたので、

「もしかして、やめちゃうのかな」と思った。

 親しい人ではなかったのだが、あんまし口数の多い人物でもなく、それで仕事を続けるのが嫌になっちゃったりしたのかな,と、なんか心配になって問うたら、「旅行に行くんですよ」と答えた。

「どこに?」と、私は、なんか興味を持ち聞くと、「トルコです」とのこと。

 しかし、その後、トルコは今、治安が悪いとのことで、行き先をモロッコに変えたそうだ。

 モロッコ・・・、私の行きたい海外リストに挙がったことのない国だが、そんな気軽に行けるのだと思うと、興味が湧いてきた。

 私の行ったことのないアフリカ大陸の一角である。

 映画『カサブランカ』や、カルーセル麻紀か、松田聖子の「♪マラケシュ 迷路の町」の歌詞ぐらいでしか知らない土地だ。

 だから、なんちゅうか、その彼の旅行にあやかりたくて、餞別を渡し、「石ころを拾ってきてくれ!」と言った。

 その彼が、今日、職場に復帰した。

 モロッコ全土を回り、サハラ砂漠に昇って沈む太陽を、ラクダに乗って眺めたりと、海外旅行を満喫したそうだ。

「なんか、危険な目に遭ったかい?」と聞いたら、

「ヴォルビリスの古代遺跡を写真に収めていたら、夢中になって回りに注意が向かなくて、足を側溝に嵌めてしまい、擦り傷を負いました。その時は、もう、自分は、この側溝から一生 足が抜けないのかと心配になりました・・・」

 私は、スリに遭ったとか、暴漢に襲われたとかの危険を想定していたので、その、日本の生活でもあり得るような危険が微笑ましかったし、「一生 足が抜けないのかと心配になりました」っちゅうのが気に入った^^

   
     ・・・ネットで拾った「ヴォルビリスの古代遺跡」の画像

 で、タイトル写真は、彼がおみやげにくれた大理石のラクダです。

 包んでいる新聞紙もアラビア語で、その伝わってくる異国情緒が嬉しい!

 また、下の写真の線で囲んだ部分には、自然にあった異なる石の接合部が見られ、味わい深い。

   

                                          (2012/11/16)

[小説『サイボーグ009・完結編』と映画『009 RE:CYBORG』二観目]

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☆『サイボーグ009 完結編 2012 009 conclusion GOD'S WAR』を読み終えた。

 石ノ森章太郎が、膨大な構想ノートだけを残していた、未完の『009・完結編』を、息子の小野寺丈が十数年かけて完成させた作品。

 とは言え、小説としては、かなり稚拙な作品であった。

 よく言えば、明治時代の「小説」を読んでいるような気もする「とりあえずカタチに」的な、プロットを追いかけているような雰囲気が感じられた。

 しかし、その壮絶な、あまりにも壮絶な神々との戦いは、私たちの中の石ノ森萬画(マンガ)のイメージによって補完され、かなり迫真性を持っていた。

 戦って戦って戦い抜くのである。

 小野寺丈が、小説だからと堅苦しくせず、あくまでもマンガのノリで、マンガ的なリアル感で全編を貫いてくれたのは嬉しかった。

 最後に明かされる「この世界の秘密」は、今では使い古されているようでいて、そんなことはなく、私には実に斬新であった(清涼院流水の『カーニバル』シリーズに似てるかな)。

 この理屈ならば、「009」シリーズ全てに照らし合わせても、全く齟齬がない。

 ・・・そして、私は、あまりにも強大で膨大な神々に対し、最後の決断をするジョーと抱きあうフランソワーズの「最後の一言」に不覚にもホロッときてしまった。

 エピローグは短いけど、昭和の「009・第二期」のエンディング曲『いつの日か』を思い出しましたよ^^

     ≪サイボーグ009 Ending full いつの日か≫・・・クリック!

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   ◇

 で、ここのところ、思い出しては気になっていた映画『009 RE:CYBORG』を、残業を終えてから、もう一度 観に行った。

 そのアクションシーンを堪能したいのと、直接的には関係ないが、「009:完結編」とのテーマ的な関連を考えたいと思ったのだ。

 うん、明日からは『ヱヴァ:Q』で忙しくなるし。

 何故か、一回目には貰えなかった特典カードを貰いつつ、館内に入ると、お客さんがかなり入っていることに驚いた。

 しかも、女性が非常に多い。

 これは、島村ジョー目当てか?

 それとも、人気の声優さんでもいるのか?

 アクションシーン・・・、やはり、ジョーが加速装置を使うシーンはたまらないな。

   
     ・・・ミサイルを破壊するジョー

   
     ・・・核爆発から逃げまくるジョー

 「完結編」では、神は人類を淘汰する存在だったが、

 今回の映画では、違う解釈が為されているね。

 それから、一つ気付いたことです。

 あえてそうしてるんでしょうが、ジェロニモが、覚醒してないジョーを追いかけるシーンは、

 『幻魔大戦』で、ベガが、東丈を追いかけるシーンとクリソツですね。

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 しかし、やっぱ、フランソワーズには見惚れる。

 じっくり見てると、いい演技をしているんだよね^^

   

 胸の「扇」みたいなデザインは、模様じゃなくてレリーフなんだよ。

 で、よく見ると、そこには胸の谷間が垣間見られるんですよね^^

                                            (2012/11/16)

[(速報!) 『ヱヴァ新劇:Q』有給休暇]

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☆観て来ました!

 作中で「結界密度が濃い」とか言う、ベリーショートにして、オールドミスのギスギス具合に拍車の掛かった赤木リツコが言う通り(この人、『破』の時の「相補性がうんたらかんたら」などなど、便利なセリフを言ってくれる^^)、

 この作品、異常に密度が濃い作品になっている。

 昨夜の『破』テレビ放送での、『Q』冒頭6分半のサービス公開での「全く意味のわからない描写」と言い、

 言葉の一つでも、描写の一つでも見逃そうものならば、物語に躓いてしまうような展開だった。

 かつて、『ガンダム:ファースト』から『ゼータ・ガンダム』に続いたとき、その「敵は味方」「味方が敵」「それとは別の存在」と言う変化に、非常に戸惑ったものだが、今回も、序盤 かなり戸惑わされる。

 ミサトさんが、とある組織のリーダーになっており、その人格は、苦悩が見られるも、「碇ゲンドウ」と化し、リツコさんは冬月のポジションとなっている。

 なお、今回のゲンドウはあまり変わらず、冬月さんはおでこが後退している。

 いや、ゲンドウ・・・、ゼーレ・サンバイザーでオシャレしていたね!

 話をミサトさんに戻すが、つくづく、三石琴乃さんは、女艦長の役が似合っている、と言いたいが、時が経ったミサトさんは、「マリュー(魔乳)艦長」のように、戦いの最中の艦内で振動におっぱいを揺らすこともなく、なんかストイックな女に変わってしまっていた。

 でも、ミサトさんが指揮する<戦艦・ヴンダー>、最初から飛ばし過ぎ! 人型のマクロスなみじゃあないか!

 私、『ヱヴァ』の女性キャラではミサトさんが一番好きだったのだが、時は人を変えるのね・・・。

 今回、エヴァに取り込まれてから、ついに目覚めたシンジ君に、ミサトさんは冷たい態度を取るのだが、

 いやいやぁ^^; 『破』の最後で、シンジの暴走を応援していたのは誰だよッ!?

 マヤが、かつてのミサトさんの立場となり、「最近の若い男はッ!!」などと毒づく。

 長髪はヒゲ面に、黒縁メガネも年齢を重ねている。

 うん、14年の時が流れているのだった。

 昨夜のテレビのサービス公開で一番驚いたのが、アスカが精神的に大人になった感じだ。

 作戦に対し、凄く素直だった。

 マリは、なーんか、後方支援ばかりで、今回は、全ての見せ場をアスカに譲っているね。

 まあ、この人は、セリフ一つで、そのビハインドをカバーできるタイプだし。

   

 しかし、この、作中の14年間の空白は、今後、サイドストーリーを幾らでも作れるわけだね^^

 おそらく、次回の『シン』でも語られないだろう、この空白期間だが、

 かなり、そのエピソードが想像できる断片の提示はされているね。

 ともあれ、今夜、もう一度 姪っ子と見に行くので、また、感想を書きたい。

 ・・・う〜ん、難しかったので、一度で語れることは少ないよ。

 シンジとレイは、続編に向かって、今回は、それぞれ、「落ちる」「リセット」されていた。

 今回、「遊び」の部分は、シンジと渚カヲルのピアノ連弾シーンくらいしかなく、

 作中、凄く短期間の間に物語が終結します。

 では、また^^v

   PS.重要な問題だが、ネルフマークから「リンゴ」が無くなっているんだよね・・・。

 これ、四部作で終わるのか・・・?

                                           (2012/11/17)

[『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』を観た(2観目)]

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☆一日に2回 同一作品を劇場で観るというのは、館内入れ替え制のなかった、中学校の時に見た「キャノンボール」以来だ。

 今回は、朝一に観て、午後をゆっくりと過ごし、レイトショーで観た。

 朝に続いて、館内は完フル状態だ。

 昔と違うのは、座席の数以上の客は入れないということ。

 昔は、通路にも人が座っていたものだ^^;

 実は事情があって、一回目の鑑賞はちょっと集中が出来なかったのだが、今回は、じっくりと見ました。

 特に、アクションをエンジョイして見たのだが、それについては今回は書かない。

 以下、見た者にしか分からない、作中時系列順不同の語りでいく。

   ◇

 先ず、オープニングは、宇宙空間に幽閉されていた初号機の、ミサトさん側(新組織:ヴィレ)からの奪還作戦だった訳だな。

 私は勝手に、何らかの組織(ゲンドウ側:ネルフだった訳だが…)がエヴァ初号機を移送していた途中を、アスカやマリが強奪するのだと思い込んでいた^^;

 てゆーか、そもそも、あの宇宙空間の十字架型のコンテナ(棺おけ風)に、初号機が収められていたのも、オープニングの最後にどうにか分かるだけだし、一観目じゃあ、状況を把握するのは難しい(テレビの6分半のサービス公開も含めてやっと分かる)。

 非常に不親切だが、言葉を拾うと、「2ダッシュ」とか「ポップ8」と、アスカやマリの搭乗するエヴァの機体識別ネーミングが語られてもいた。

 もはや、敵は「シト」的ではあるが「シト」ではなく、「シト」のシステムを兵器に用いたモノらしい。

 現ネルフ基地に、その、どうやら「インフィニティ」と呼ばれている「シト」らしきものの失敗作(人型)の残骸がいっぱいある。

 あれ? 人型ばかりなので、「インフィニティ」は別のものか? まあ、いいや・・・。

 似たような説明が、『まごころを、君に』でもあったが、それでもずいぶんと説明が分かり易くなった^^

 ミサト側(ヴィレ)が、「シト風」と対決する時、「コアブロック」「コクーン偽装」なんて言葉を使っている。

 私が必死で解釈するに、ネルフ側というか、ゼーレ側は、シトの活動の源たる「コア」の製造を完成し、兵器転用し、世界に人類補完計画の素地を作ろうとしている訳らしい。

 で、その「コア」を兵器化するためには、既存の物質に埋め込まなければならず、それが「コクーン」で、コアはコクーンに内蔵すると、その形状を変えて、シト風になるわけだな。

 零号機風の<一つ目黄色エヴァ(マーク9)>は、「アダムの仮宿(この表現うろ覚え)」とか言われていた。

 「アダム」と言うのは、アタッシュケースに収容されていた「胎児」みたいなものだよね? それを埋め込まれたエヴァってワケか?

 ・・・新劇場版は、テレビ版や旧映画版のように、「意味深の謎(衒学)」を投げっぱなしはしない気配もあるので、こうして、不思議に思ったことは記しておく。

 だから、マーク9は、首を吹っ飛ばされても平気で、また、背中から生物的な増殖を瞬間に経てバーニアを現出させ、それをマシーン的な外観に変化させるという魔法のようなことを出来るのか。

 って、そもそも、エヴァって、そんなのばっかだけどね^^;

 私の知り合いが『破』を観終えた時、「エヴァって、これじゃあ、何でもありじゃん」と困っていたのを思い出す。

 私も普通ならば、それで興ざめしちゃうタイプの人間なんだけど、何故か、エヴァに関しては否定よりも、そのパワフル演出に歓喜させられちゃうんだよね。

 けども、ゲンドウの手元には、これまた切り札のようにアタッシュケースが置かれていて、その使用はこれからのようだ。

 また、クライマックスでは、マーク9は破壊されてしまう。

 「アダム」と言う、作品上 重要なキーが、ここで失われてしまうとなると疑問が残るので、マーク9は「アダムの仮宿(この表現うろ覚え)」ではなかった、と。

 いや、そもそも、アダムがなんで重要なのかなんて、私にゃ分からないんだよ^^;

 また、セントラルドグマ最奥には、サードインパクトの衝撃で、地にうなだれた姿勢のリリスがある。

 そこには、停止したエヴァ6号機もあった。

 どうやら、そのダミーシステムにより、リリスを封印している「槍」を取ろうとしたのだが、その前に果てたようだ。

 カヲル君の話だと、リリスに刺さっている二本の槍は、言わずと知れた「ロンギヌスの槍」と、今回初めて名前の出てきた「カシウスの槍」とのこと。

 ん? だが、片方の槍は、6号機を貫いていないか(うろ覚え)。

 よくわからん。

 で、ここまで、全てを知っていて余裕綽々であったカヲル君が、「二本ともロンギヌスの槍じゃないか・・・」と衝撃を受け、一気に落ち込む。

 どうやら、エヴァ世界の「悲劇のリフレイン」に終止符を打てると思っていたのに、ここで誤算が生じたらしい。

 うん、「まどか☆マギカ」と同じだね。

 どうやら、「ほむら(渚カヲル)」には限界があったのだ。

 この先は、「まどか(碇シンジ)」の<決断>しか世界は救えないらしい(ここまで、シンジ君は、なんだかんだと、やること為すこと、世界を滅亡に進めていたんだけどね・・・^^;)。

 ここで、ちょっと「エヴァ」シリーズをまとめてみよう。

   ・零号機 綾波のね。第10シトに喰われた

   ・初号機 シンジので、これだけはユイの魂が込められている
                   今はヴンターのメインシステム

   ・弐号機 アスカの。常に酷使される機体。何度も復活する
                今回も自爆したが、予告に出てた^^;

       

   ・参号機 試乗ですぐにシトに取り憑かれる

   ・四号機 確か、「破」の作中、ドイツで爆発したんだよね

   ・五号機 マリの。『トイストーリー』に似た形のおもちゃが出てたね
                      第三シトを道連れに爆発

   ・六号機 カヲル君の。後に無人化。今は、どうやらゲンドウの裏工作に使用され、
                        セントラルドグマで停止状態

   ・七号機 作中に出てきていない

   ・八号機 マリの新しい機体。ピンク

   ・九号機 リセット綾波の機体。首なくなる。弐号機の自爆に巻き込まれる

   ・十〜十二号機 作中に出てきていない

   ・十三号機 シンジとカヲルのラブラブシート。『Q』の目玉の機体

 私が言いたいのは、13号機で打ち止めだとしても、7・10・11・12号機は、まだ新劇場版には出てきていないぞ,ということ。

 それから、今回、綾波は、初期化された姿しか見せない(正確には別物だが、初期化って言葉を使いたかったの、僕^^;)。

 1シーンだが、培養液(?)の水槽の中でしか生きていられない(か、囚われなのか)、おそらく「破」までの綾波が姿を見せる。

   

 しかし、考えると、おかしい。

 ネルフは、綾波だけを初号機から取り出し、残った初号機と内部のシンジ君を宇宙に幽閉したってことか?

 まあ、いいや、女だ、女の話だ!

 「破」で、シンジ君によって人間らしい心を育んできた綾波だが、今回は、別のコピーなので、そもそもの無機質な子になっている。

 でも、これが、本来 異常な人気を博した「オタクの願望を何でも叶える、言いつけ通りします人形・レイ」である。

 私、嫌いではない^^;

 まあ、基本、アスカみたいな、活きのいい女の子のほうが好きだけど。

 レイ、今回は、暗色のプラグスーツに身を包み、それもそれで良かった。

 そして、微妙な自我の萌芽を垣間見せて、最終的に、赤い荒野を彷徨し始めるシンジとアスカについて行くのだった。

 それが可愛い^^

 自分にも分からない・・・、でも、この二人は、私に何かを示してくれる・・・、そんな感じで、レイは自分の行く道を定めるのだった。

 ・・・さて、次回は『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』だが、新劇場版の「ヱヴァンゲリヲン』から「エ」や「ヲ」「新」などタイトル表記を変えている。

 また、一観目の感想で書いた、「新劇場版」のネルフロゴで新しかった「リンゴのデザイン」が消えている。

 また、今回、これまで意識していなかったが、ゼーレのロゴに「リンゴのデザイン」が付け加えられている(新劇場版では元からか?)。

 分からないのだ。

 こんな風に変える意味が・・・。

 もしかして、完結編とは、旧作と新劇場版を包括する「完結」なのではないか?

 この『Q』から、その「世界のほころび」っちゅうか、片りんが見え隠れし始めているのか?

 となると、「パラレルワールド」ネタが全面に出てきてしまうと言う、エヴァらしからぬオチとなっちゃうような気がするのだが・・・。

 ともあれ、明るくて、爽やかなお色気のミサトさん、カンバーック!!

 もう一度くらいは劇場で見るゾ^^

                                           (2012/11/18)

[料理修行・2 トリッパ]

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☆イタリアンと言うのは、地味に手間が掛かる。

 今回は、イタリアのモツ煮「トリッパ」だ。

 先週偵察した八王子総合卸売り市場に、トリッパのメイン食材「ハチノス(牛の第二胃袋)」を買いに行った。

 土曜日の午後に買いに行ったのだが、最初の肉屋で「うちは内臓はやってないよ、あっちならあると思うよ」と違う一軒を教えられ行くと、「ああ、売り切れちまったよ!」とのこと。

「朝ならあるんですか?」

「ああ、100グラムで、180〜150円くらいだよ」とのこと。

 私は、今回、手間の掛かるトリッパの調理が先延ばしになりそうなのでニヤリとした。

 休日なので、家でゆっくり過ごそうと思った^^

 だが、市場の隣りの上屋の肉屋でさり気なく聞くと、「ありますよ^^」とのこと。

 私は「チッ!」と心の中で舌打ちし、冷凍ハチノス100グラム=150円を1キロ分 購入するのだった。

 店主が言うには、「これは、なんとも言えない歯ごたえでうまいんだよ^^」とのこと。

 その後、市場内の、閉店準備に掛かっていた八百屋で、必要な食材を、ちょいとねぎってお安く買う。

 なんか、もう、何十年も働いている方たちなので、みんな、非常にフレンドリーだ^^

   ◇

 さて、日曜日、午前中から、早速 下拵えに入る。

 先ず、たまねぎ・セロリ・ニンジンを、味がよく出るように薄く切り、白ワインビネガーを加えた鍋の水に放り込み、沸騰させる。

 ああ、ローリエも入れたわ。

 このリーリエ、生の葉っぱと思い込んで野菜売り場を探し回ったのだが、どこにもなく、ドライ製品売り場にあった(生だとなかなか手に入らない)。

 しかも、名前が「ローレル」で売られていた。

 沸騰したら、ハチノスを凍っていたままに入れた(解凍が間に合わなかった)。

 で、数時間 下茹でし、モツの臭みを取る。

   ◇

 四時頃から、再び、調理を再開。

 熱したフライパンに、ラードとオリーブ油。

 そこに、マッチ棒風に切ったセロリ・ニンジン、薄切りタマネギを炒め、塩をパラパラし、いい感じなるまで炒める。

 しんなりし始めたら、5ミリほどの薄さに切ったハチノスをぶち込み、炒め継続。

 白ワインも投入し、アルコールは飛ばす。

 簡単に書いているが、野菜はともかく、1キロ=第二胃袋二つ分の、ソフトボールの皮二つ分kらいのハチノスを細かく切るのは、なかなか骨が折れた。

 この先、お店を開き、仕込みをする時、これは段々と面倒になるんだろなぁ^^;

 なんとなく炒め終えた後は、用意していた、スープの素(私はコンソメにした)を解いた沸騰した鍋に、炒めたものを入れ、塩を適量パラパラし、更に炒める。

 そこに、トマトの水煮をいっぱいドボドボっ!

 香り付けに、タイム・セージ・ローズマリーを入れる。

 タイトル写真で見られるが、ローズマリーだけは、母親が栽培していたのがあり、生である^^

 で、水分をグツグツと蒸発させていく。

 段々と、スープ状から粘体へと変わっていくトマト!

 たまにかき混ぜ、ハチノスに味を染み込ませる。

 いい匂いがしてきた。

 猫は興奮し、身体を伸ばし、茶箪笥をクライミングしようとする。

       

 最後に、バターと粉チーズで味を整える。

     完成!!
    

 ハチノスのフニャフニャした間に、味が染み込んでおります^^

 これは、正直、本格の高級料理店の味です!

 弟は、これは都内で1200円で食べられる味だと言ってました。

 でも、私たちのやるイタリアン居酒屋では、そんな値段はつけられない・・・。

 しかも、これ、原価率、高いぞなもし^^;

     
        「悩みなさい、人間どもよ!!」

                                          (2012/11/19)
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